Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

しがみつくぜ:DETに勝ち越し

BOSとの3戦めを落とし、DETとの初戦は痛い逆転負け。でもしつこいオリオールズは今度もふんばって、対デトロイト・タイガース3連戦をなんとか勝ち越しました。

8/16 オリオールズ3-BOS6 ● 負:アヤラ

バックホルツから3点先取するも、ティルマンが球数多くて5回もたず。あとをひきついだブルペンが失点して敗戦。

8/17 オリオールズ3-DET5 ● 負:オデイ 

バーランダーとトミー・ハンターが先発。同点の5回にウィーターズがバーランダーのアウトハイの速球を力でスタンドにたたきこみ3-1と勝ち越し。やった~と思ったのですが、フィルダーの同点弾、勝ち越し弾に沈み、敗戦。

5回には、マチャド→レノルズの送球をめぐって、レノルズとショウォルター監督が退場という場面もありました(動画)。むずかしいゴロを処理したマチャド、送球がそれたところをレノルズが必死に捕球。たしかに足は離れたのですが、スローで見ると捕球したその瞬間はベースについていたんですね。

これ、ちょうど10日ほど前のマリナーズ戦で、アクリー→カープの送球が「セーフ」と判定され、ウェッジ監督が怒って退場になったのと同じパターン(動画)。

ただ、今回のプレーでは、一番近くにいる塁審がセーフと判定したのに、リーランド監督の抗議を受けて主審が判定をくつがえすという流れになってしまったため、レノルズが激怒してグラブを地面にたたきつけ、退場に。("equipment violation" というそうです。道具を粗末に扱っちゃいけないというルールがあるのかな。ただし、退場ではなく罰金の対象なので、ここでも審判団は判断を誤ったもよう。)ショウォルター監督の激しい抗議は、判定がくつがえったことと、レノルズの不当な退場処分の両方に向けられていたようです。

8/18 オリオールズ3-タイガース2 ○ 勝:ブリトン S:ジョンソン(36) BOX

7月に昇格したものの、不調が続いて3A降格となっていたブリトンが久々に昇格、先発。どうかなと思いましたが7回無失点という今季一番のピッチングを見せてくれました(動画)。

初回も2回も安打を許し、危なっかしい立ちあがりだったのですが、ここぞというところでダブルプレーを取れたのが大きかった。打線もずっと押さえられていましたが、7回にクリス・デイヴィスが19号3ラン。デイヴィスは、こうやってかる~く振ってるように見えるときほど打球がよく飛ぶみたいです。

8/19 オリオールズ7-タイガース5 ○ 勝:チェン(12-7) S:ジョンソン(37) BOX

デーゲームだったので、朝起きたときにはもうリードしていたのだけど、じつはチェンが初回に2HRなどで5失点だったんですよね。しかも相手先発は、ここ7試合連続QSと絶好調のフィスター。初めから見ていたら胸つぶれる試合経過だったかもしれません。

それでもすぐつぎの回、まずクリス・デイヴィスが連日の20号ソロで反撃開始。ショウォルター監督が「あのソロHRでいける、という気になった」と述べていましたから、今のオリオールズのへこたれない空気が感じ取れます。そのあともチャンスを作ると、マーケイキス、ハーディーの連続ダブルでたちまち5-4に。

さらに4回には、2アウトからふたつの四球でチャンスを作り、このところ3番に入っているネイト・マクラウスが逆転の2点スリーベース! この前のエントリにも書きましたが、数多くはなくても大事なところで打つマクラウス。ほんとにがんばっとります。

チェンは5失点のあと落ちつきをとりもどし2回から5回まで無失点。これができるかできないかの差は大きい。

同僚、ダレン・オデイもこうコメントしてます。

「チェンはタフなやつだよ。そうは見えないかもしれないが、本当にタフだ。以前、レイズのバント攻撃で初回に失点したときも、そのあと落ちついて5回か6回まで投げてくれた。だから初めてじゃないし、そういうことが必要な試合もある」

チェンのコメントはこちら:

「ぼくにとってはどの試合も厳しいものだし、チームにとっても厳しい試合ばかりです。今は、チームがプレーオフに行けるようがんばる、ということしか頭にありません。それがぼくの唯一の夢であり目標でもあります」

MLB.comのブリタニー・ジロリ記者がちょっと面白いことを書いていました。

今日のような勝利のあと、今までのオリオールズだったらもっとワールドシリーズにでも勝ったように浮かれ騒いでいたんじゃないかというのです。今日ももちろん音楽が流れて陽気な雰囲気ではあったけれど、「1戦めも勝ちたかった」と口にする選手もいたし、もう意識はすぐ次に向かっているようだったと(ソース)。

たしかにこれまでのオリオールズって、けっこう大物食いで、フィリーズやらレンジャーズやらをスイープしながら、そのあとすぐ同じ数だけ負けて、けっきょくチャラなんてことがよくありました。今年はあまりそういう光景を見てないかな。これまでのところは。これからも見たくないけど(^_^;;

さてさて、今後はもうべったりとたいへんなスケジュールばかりのオリオールズ。明日からはテキサスに移動してレンジャーズと3連戦です。ぜーぜー。幸か不幸かコウジさんはまだ復帰してないので心がひきさかれずにすみそうですが(苦笑)。

とにかく3連敗だけはしないように、がんばろう。

レイズがロンゴリア復帰以来絶好調なので、できたら2勝したいけど、あまり高望みはせんとこう (humble me...)。

先を見すぎずに、目の前の試合ひとつひとつをがんばってほしいです。Go, O's!