上原DLから復帰:サンクス、ジェントリー。
長かったですねえ……。6月9日のSFジャイアンツ戦で、サンドバルにヒットを打たれたとき、右の脇腹(というか、先日の「もみあげ通信」によればわきの下の奥の方の筋肉らしいですが)を痛めてDL入りした上原(当時のエントリ)が、今日ようやくメジャー復帰を果たしました。よかった~。
当初は2週間ノースローで、オールスター後には復帰できるのではとだれもが思っていましたが、復帰をめざすリハブ登板中に同じ箇所を痛めてしまい、また一から出直しに。けっきょく2か月半かかってしまいました。今回は3Aでも思いきり投げられているようなので、大丈夫でしょう。
8/26 レンジャーズ5-MIN6 ● BOX
上原、6対5と1点ビハインドの9回表に登板。
打者4人、1安打無失点。ERA 2.01 (14球。うちストライク11球)
1 一番デナード・スパン 7球め4シームでショートフライ。スプリットが高めに浮いたり、はずれたり。本人も3A登板のときのブログで書いていたように、この感触をここから取り戻していくことが鍵になりそう。
2 今日ここまで3安打とあたっている二番のレヴェアに3球めのスプリットをうまくひろわれてセンター前ヒット。そんなに悪い球じゃなかったと思うけど、キレがもうひとつなのか。
3 三番マウワーに、3球め、高めに浮いたあぶないスプリットをたたかれ、あわやHR……と思ったら、センターのクレイグ・ジェントリーがみごとにタイミングを合わせてキャッチ。ありがとう~!(動画:5回にキンズラーと交錯してジェントリーが倒れた場面とセット。このとき交代にならなくてよかった。)
【追記:ご本人ツイートによると、マウワーに打たれた球は、スプリットではなくスライダーだったそうです。】
4 四番ウィリンハムも初球のスプリットを打ってレフトフライ。こちらはややタイミングをはずした感じ。
本人のコメント(スポニチサイトより:記事)
「とりあえずほっとしている」(投球内容については)「全然思い通りではない」「(力を)抑えにいっている部分がある」「やっぱり(故障再発の)怖さがどうしても頭の中から抜けない。あとはメンタル的なもの」
ですよね。やはり腕の振りにかかわる場所だけに。でも、戦いの場に身を置くことによってしだいに怖さも薄れていくんじゃないかと期待します。あのペタジーニの涙の敬遠のとき「腕がとんでもええわ」というぐらいの勢いで4つのボールを投げたという上原ですが、これから出会うであろう厳しい場面では、きっとまたその闘争心がむくむくわきあがってくるはず。9月、10月の2か月間、悔いを残さないようがんばってほしいです!
【追記】ご本人のブログが更新されました。うんうん、明るいね。よかった。満足のいかない部分はたしかにあるだろうけど、気持ちが明るければ大丈夫。これからどんどんよくなるでしょう。楽しみに応援します。