雨のトロントで同率首位に→また1差
喜べるときはとりあえず喜ぶ。負けたときはなかったふり――こんな心構え(?)でオリオールズをずっと応援しているわたしですが、選手たちはいつのまにか、ぐんと大人になっちゃったみたいです。
9/4 オリオールズ 12 - TOR 0 ○ 勝:ブリトン(5-1) BOX
ブリトンがなにしろすばらしかった。初回のピッチングを見て、あ、今日は大丈夫と安心できるパターン。ちょいちょい先頭バッターを出しはしましたが、制球がよく、決め球のシンカーを思い通りに投げられていました。けっきょく7回4安打8奪三振無失点。(動画)
打線では、このところおなじみとなったレノルズの3ラン(17号)――アール・ウィーバー・スペシャル――が5回に飛び出すと、あとは8回まで毎回得点の猛攻。レノルズのほかにもマーケイキス、デイビス、マチャドが3安打というまんべんない攻撃でした。
そしてタンパでヤンキースがレイズに敗れたため、ついにオリオールズとヤンキースがゲーム差なしの同率首位に。すごい。元オリオールの上原さんも気にしているようで、ブログをアップしてくれてました。なんかうれしい。
AL East は、これで、きょうヤンキースに勝ったレイズも1.5ゲーム差で続く大混戦。ちょうどレノルズの3ランとロンゴリアの逆転2ランが出たのがほとんど同時刻だったということで、思わず去年の最終戦を思いだしました。そういえばあの日は雨が重要な役割をになっていたのだっけ。今日はなんの役割もになってないけど、なぜかドーム球場のロジャーズ・センターでドバドバ雨がふっていいておもしろかった(笑)。ショウォルター監督も試合後、「ドーム球場なのにお客さんがみんな傘を持っていたね」と不思議そうに話してました。
でも昨年とのいちばんの違いは、あの試合が混戦にピリオドを打つ最終戦だったということ。
今年は、ここが始まり。あとまだ3週間もあります。なにが起こるかわかりゃあしません。だから選手たちもみな冷静です。
「自信過剰でもないし、卑屈でもない。みんなしっかりプレーしているだけだ。楽しんでいるよ」(レノルズ)
「すごいことだとは思うけど、先は長い。去年の9月のことも知ってるから、まだその気になんかなれないよ。とにかく明日もいい試合をすること。この先大きなシリーズもあるから、いい野球を続けることが大切だ。あまり先を見すぎないで、目の前の試合をこなしていくよ」
みんな、大きくなったのね(うるうる)。
ショウォルタリズムはチームにしっかり浸透しているようです。
明日はミゲル・ゴンザレス。前回、NYY戦からのいい流れを続けてほしいです。
Go, O's!
その他の情報を:
◎ティルマンのMRIはクリーン。
神経に多少の炎症はあるものの、腱や靱帯に損傷はないとのこと。よかった。つぎの登板がいつになるかは不明です。
◎ハメルは木曜日に復帰の見こみ。
今日、トロントでブルペン投球をしてゴーサインが出たもよう。NYYとの初戦で復帰します。
◎左腕、ザック・フィリップスをコールアップ。さっそく今日の9回に投げてナイスピッチングでした。
フィリップスは40人ロスターに入っていなかったので、入れ替わりにジェイソン・バーケンをDFA。バーケンは今季メジャーでは1試合しか投げておらず、3Aでは 5勝6敗、ERA 3.50。一時期、毎日のように見た顔なのでちょっとさびしい気が。
◎そういえば、今日、ダイヤモンドバックスの試合を見るともなく見ていたらこのあいだソーンダースと入れ替えでトレードされたばかりのリンドストロームが投げていました。バーゲセンも今日投げたみたい。どちらもしっかりブルペンで貢献しているもよう。よかった。
【追記】
スイープならず3戦めは最後追いすがったけれど4-6で敗戦。苦手のジェイズ@ロジャース・センターだったので上出来なんですけどね。タンパでもNYYが意地を見せてやはり6-4。なんかA-Rodが歯むきだして戦ってたな。これからは連日歯をくいしばる戦いになりますね。
というわけでまた1差。一瞬、首位を味わったので、思いのほかへこんでいることに気づく(苦笑)。いかんいかん。失うものは何もない、挑戦者の身分なんだ。明日からの4連戦、とにかくスイープだけはされないように(弱気?)。できれば2勝はしたいな(humble me...)。
声は小さく、望みはでかく。ハメル、がんばって!
Go, Birds!