Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's: グラスラ後3連敗(>_<)

4/6(現地4/5)の早朝、スマホのAt Bat でラジオをききながらうちの高校生の弁当をつめていたとき、わたしの耳にとびこんできたのは、クリス・デイヴィスの勝ち越しグランドスラムでした。うはは……と、文字どおり笑いが止まらず。しかししかし、その試合のあと3連敗。なかなか世の中、思うようにはいきません(>_<) かんたんにふりかえっておきます。

4/5日はホーム開幕戦。数日前まで、この日は降水確率100%と言われていたのですが、だんだん予報が好転し、当日はぬけるような青空。すばらしい開幕日になりました。

オリオールズ9 - ツインズ5 ○ BOX

ホーム開幕投手は3年連続ジェイク・アリエッタ。しかしこれがまた去年までと変わらぬ「ふたりのアリエッタ」でした。いいイニングと悪いイニングがくっきりしていて、球数も多く、けっきょく5回5失点。でもこの日は後を受けたパットン、アヤラ、ストロープがみな無失点だったのが逆転への布石になりました。

試合はマチャドのタイムリーで先制しながら、あっさり逆転されますが、じわじわ反撃して4-5で問題の8回へ。するとノーアウトから連打で一、二塁。マチャドが送って(ちょっと強いバントであぶなかったけど)二、三塁。マーケイキス敬遠のあとアダム・ジョーンズのタイムリーで同点! 流れるような攻撃です。

マーケイキスが敬遠されたとき、アダム・ジョーンズは相手のツインズベンチを見たのだそうです。するとガーデンハイヤー監督と目があったので、にやりと笑ったら、笑い返してくれたと。まあ、なんてマンガみたいなエピソード(笑)。(ソース:MASN) 

そして開幕戦から3試合連続HRのクリス・デイヴィスを満塁で迎えることに。まさかと思いますよね。ところがドカン! ほんとに打っちゃうんだもの。ラジオの実況も "Can you believe it?" と絶叫。"No, I can't!" とわたし。ラジオ英会話だ(笑)。動画はこちら。

これによりクリス・デイヴィスは1971年のウィリー・メイズ、1998年のマーク・マグワイヤ、2011年のネルソン・クルーズに続いて、開幕から4試合連続HRを打った4人めの選手に。また開幕から4試合で16打点というのは、1920年に打点を記録するようになってから最高という記録も達成しました。昨年からさまざま、記録に名を残しているデイヴィスです。また、2013年度第1週の週間MVPも受賞。実は昨年の最終週の週間MVPも受賞しているので、いちおう連続受賞みたいです。

で、ここまではよかったのですが、ここから惜しい試合で3連敗。かんたんに記しておきます。

4/6 オリオールズ5 - ツインズ6 ●

DLから復帰のティルマンがぴりっとせず、3回2/3、5失点。アリエッタとティルマン、ここらへんがステップアップしてくれないと厳しいです。ティルマン、昨年ひと皮むけたんだから、たのんまっせ。それでもデイヴィスとジョーンズのタイムリーなどで追いつき、5対5のまま9回へ。オリオールズはホームなので守護神のジム・ジョンソンを投入しますが、1アウトから、前日の――というより開幕以来のヒーロー、クリス・デイヴィスがゴロをまさかのトンネル。ここから四球もからんでモーノーに痛恨のタイムリーを許してそのまま敗戦。うーん、なんともいやな負け方です。

ジム・ジョンソンは、いちおうすでに2セーブ挙げてはいるのですが、まだ制球がいまひとつの状態が続いています。この日も、デイヴィスのエラーがあったとはいえ、思ったところに投げられてはいないような。でもスピードが落ちたりしているわけではないので、試合で投げながら微調整していくしかないでしょう。自分を信じて調子をとりもどしてほしいです。

【追記】だいじなことを忘れていました。この日、ティルマンのあとを受けて、ルール5ドラフトでインディアンズから獲得したTJマクファーランドがメジャーデビュー。3回1/3を1安打無失点5奪三振という好投を見せました。球はけっして速くないのですが、バックスイングが大きいというか、腕の出方にちょっとくせがあってタイミングをとりにくく、ゴロを量産するタイプ。あと、バタバタしないで落ちついてるところがスティーブ・ジョンソンやミゲル・ゴンザレスに通じます。まさしくショウォルター監督好みという感じ。このナイス・デビューがルイス・アヤラのトレードにもつながりました。

4/7 オリオールズ3 - ツインズ4 ●

ジェイソン・ハメルが6回2/3、4失点。ずっと2点でふんばりながら7回、先頭に死球をあたえたところからピンチに陥ってさらに2失点。惜しい。

もうひと息というところじゃないでしょうか。この日は各球団でエースの炎上が相次ぎました。R.A.ディッキー8失点、ストラスバーグ6失点、ハメルズ8失点、プライス8失点、ケイン9失点。バーランダーも3失点ながら負け投手に。なかなか思うようにはいかないものです。打つ方では、クリス・デイヴィスが開幕以来初めてノーヒットでした。

4/8 オリオールズ1 - BOS3 ● 

タンパの開幕戦、カムデンヤーズの開幕戦につづく、フェンウェイの開幕戦。シーズン当初はこういうハイテンションな試合が続くのでたいへんです。

チェン・ウェインが今季2度めの先発。7回1アウトからナヴァに3ランを許したものの、6回1/3、5安打3失点、四球2、三振3という好投でした。ただ打線がバックホルツに抑えられてしまい、最後、9回にアダム・ジョーンズが1号ソロで一矢報いたのがやっと。それでもジョーンズのHRのあとハーディーにもツーベースが出て、最後まで意地は見せたんですよね。相手のクローザーハンラハンから点が取れたのは、今後に通じると思いたいです。

チェン本人も「前回よりいいピッチングができた。野球の神様がほほえんでくれなかっただけ」と納得のコメント。

ショウォルター監督も「ひとつ失投があっただけで、すばらしいピッチングだった。いろいろとついていない面があったのに、しっかり試合を作ってくれた。勝ちをつけてやりたかったね」と語っています。

じつはチェン、去年にさかのぼって、レギュラーシーズンでは9試合連続して勝ちがついていないそうなんですが、今シーズンも2試合とも安定した投球をしていますから、ケガさえなければまた勝ち星を重ねる日も遠くないと思います。がんばれ、チェン。

さて、今日はオフでした。3連戦の途中に休日がはさまるのも不思議な感じですが。風邪気味の選手が多いという話もあったから、少しリフレッシュできてるといいな。いくつかその他の情報を。

◎ライモルドはDLはまぬがれる見こみ

タンパの3戦目でしたか、ふくらはぎに張りを感じて途中でしりぞいたノーラン・ライモルド。昨日の試合は出場しませんでしたが、快方に向かっているとのこと。しかし、やっぱりロバーツと同じで、どうしてもケガがつきまとうのね……。なんとか長期欠場を避けながら実力を発揮してほしいものです。

◎DHが23打数1安打

今のところフラーティー、ピアス、ライモルドが交代で務めているDH。なんと全員合わせて1安打しか出てません。てか、フラーティーとピアスがまだ無安打。うーん、ピアス、懸念したとおり開幕ロスターを勝ちとった時点でちょっと力尽きてるような。巻き返しはあるのか。

◎クリス・ディカーソンが昇格へ

それと関連があるのかないのかいまだ不明なのですが、マイナー契約でキャンプ終盤まで最後の1枠を争っていたうちのひとり、クリス・ディカーソンがボストンに向かっているとのこと。40人枠はベテミットを60日DLに移せば空きができるのですが、25人枠からはだれがはずれるのか。ライモルドのDLはなさそうで、ピアスも10打席打てなかっただけでDFAはまさかあるまい、と。ではフラーティー?(彼は昨年ルール5で加わったので、今年はオプションがあります。)あと数時間で判明するとは思うのですが、今のところはただ憶測だけが飛び交っております。

【追記】リリーバーのルイス・アヤラがトレードされてブルペンが8→7人へ。野手の控えが3人から4人に戻りました。次のエントリでちゃんと書きます。

さあ、あしたはアリエッタの2度めの先発。ここらでひとつびしっとした投球を見せてください。……わたしはまたリアルタイム観戦できないのですが(泣)。帰宅してからたっぷりハイライトなりアーカイブなりを見返す喜びを我に与えたまえ。

Go, O's!