Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's:66勝56敗

オリオールズ、ちょっとした手詰まり状態です。

いい出だしだった西海岸ツアーのしめくくり、アリゾナで3連敗。それも、全試合リードしながらブルペンが持ちこたえられず、最後、ジム・ジョンソンがセーブに失敗して同点にされ、そのあとサヨナラを食らうという最悪の展開でした。ジョンソンのセーブ失敗(blown save)は今季9個め。それが全部負けにつながったわけではなく、あとから勝ち越した試合もありますが、そうはいってもかな~り心が折れましたで。

もちろんジム・ジョンソンだけが敗因なのではありません。チャンスを山のようにつくりながら追加点がとれない攻撃陣。好投しながら6回、7回に差をつめられる先発陣。みんなが少しずつ悪い流れを作ってしまっているという状況。

ショウォルター監督は打線に関してはわりとフレクシブルで、トップバッターもマーケイキスとマクラウスで入れ替えたり、昨日今日はデイヴィスを3番にしてマーケイキスを5番に下げたりと、いろいろ活性化の試みをします。でもクローザーに関しては頑固一徹。どれだけメディアにつっこまれても、「ジムはすばらしいクローザー。うちのチームにいてくれてよかった」という立場を変えようとしませんでした。

それが昨日のロッキーズ戦の試合前、初めて「クローザーにかんしてはいろいろ選択肢がある。ジョンソンもそのひとりだ」とニュアンスが変化。うん。

ところが、その選択肢のひとりとなるべきK-ロッドが、昨日のロッキーズ戦初戦の登板中に、内転筋を痛めて降板という事態に(汗)。

おまけにクローザー候補ではないものの、3Aからブルペンの補充で昇格すると見られていたケヴィン・ゴーズマンは前腕の張りで次回先発を遅らせるとか……。

つかれたよ、パトラッシュ。

思わずそうつぶやいてしまいそうになる、気弱なわたくし。

しか~し! こういうときに便利なのが過去ログってやつでして。

2010年、2011年の8月ごろのエントリを振り返ってみると、今へこんでる自分に対して、なにぜいたくなこと言ってやがんでい、という気分になるからあら不思議(笑)。

だって今日(現地8/17)122試合めを消化して66勝56敗なのですが、2011年の122試合め(8/19)は47勝75敗だったんですよ。じつに借金28! 今年は10も貯金があるぢやないか。じゃあ旋風を巻きおこした昨年の122試合め(8/20)はというと、これがなーんと66勝56敗! なんかすっごく勝っているような気がしていたけど、今年と同じ勝ち数だったんだ。もちろん、去年はそのあと27勝13敗と2勝1敗のペースで勝ち続けて93勝まで勝ち星を重ねてプレーオフにすべりこんだのですが。おまけに今年はレイズ(もしくはBOS)やA's以外にも、ロイヤルズ、インディアンズ、NYYと圏内のチームが多くて、昨年以上にキビシイのは間違いないんだけど。

それでも去年の同時点と同じ勝ち星なんだ。

昨年に比べるとマジカルな要素が少なくて、8回までリードしていたら無敗、だとか、延長戦十何連勝とかいうのはからっきしダメだし、サヨナラ勝利も少ないし、おまけにクローザーが9BS(blown save)。それでもまだ去年の成績に追いすがってる。

元気出しましょう。チャレンジ精神でがんばればいいじゃないですか! 

そう思った日曜日の暮れでした。Go, O's!

◎アリゾナ以来の連敗は4でストップ。

先日、アリゾナでの3戦めにリリーフ登板してサヨナラ打を打たれたノリス、今日は先発で5回2/3を4失点。前回の先発のときと同様、背筋だか腰だかに若干違和感をかかえているようで、毎回ランナーを背負う不安定な投球でしたが、オリオールズは3回に一挙7点のビッグイニングを作って勝利。これで移籍後3勝め。援護点が多いという勝ち運はぜひ大切にしていただきたいです。

◎K-ロッドは、DL回避の見こみ。

上で記したように、昨日(8/16)の試合で内転筋を痛めて途中降板したのですが「以前にも痛めたところだけど、テーピングをして投げ続けたから大丈夫」と、強引にDL回避しようとしています(^_^;; ちょくちょくHRを打たれるのは、まさかそれで踏み込みが甘くなっているせいではあるまいね、という気もしなくはないのですが、長くやるにはそういう気の強さも必要なのかなと思ったり。パフォーマンスに影響が出ない範囲でがんばってほしいです。

◎JJハーディー、腰痛で17日のスタメン回避。

"back spasms" ということなので、腰椎系というよりは背筋なのでしょうか。原因はよくわかりませんが、いずれにせよ腰が痛かったようです。こちらも今日治療を受けたらかなりよくなったそうで、明日は出場の見こみ。オリオールズは、リリーバーをひとり昇格させて、DHのウルティアをオプションしたので、現在、野手の控えは3人しかいません。そこへもってきて今日はハーディーが使えなかったので、ベンチ入り野手の控えはカシーヤと、捕手のティーガーデンしかいませんでした。ちょっとこわいです(^_^;;

◎ジョシュ・スティンソンとヘンリー・ウルティアを入れ替え。

スティンソンは3Aでは21先発で7勝5敗、ERA3.75という成績を挙げています。メジャーは今季3度め、1度めは1日でオプションされ、2度めは2日でオプションされたので、今回の目標は3日上にいることだそうです(笑)。今日はノリスがふらふらしだした6回に2死一、二塁で登板してトロイツキーを三振。7回も続投して無失点と好投しました。

ウルティアは、昇格以来52打席で.269/.269/.308という成績。悪くはないです。ただ西海岸ツアーのあいだ、交流戦のためDHが使えず、打席に立てなかったので、降格してコンスタントに打席に立たせるという狙いもあるようです。ショウォルター監督はウルティアに非常に感銘を受けたようで、高く評価していました。面白かったのが「非常によく試合を見ている。熱心だし、すぐにこちらの流れを把握してくれたから、たとえば代打で出すときもさがしまわらなくてすんだ」とコメントしていること。さがしまわらないと、どっかにいっちゃって見あたらないやつとか、いるんだろうなー(^_^;;

◎前腕痛のジェイソン・ハメルは順調に回復中。ゴーズマンも軽症。

先日、炎症止めのコルチゾンを注射してからだいぶ痛みがおさまったとのことで、昨日、今日と遠投をしてようすを見ているところ。ぜひ順調に調整をつづけて、いい状態で戻ってきてほしいです。

また、同じく前腕痛のため今回の昇格が見送りとなったケヴィンゴーズマンは、あくまでも大事をとってのことで大きな問題はなさそう。でもなあ、バンディもそういわれていたのにTJになってしまったので、なんかドキドキしちゃいますよね(^_^;; ちょっとした休養でよくなりますように。

【追記】

書き忘れたけど、8月16日に突如、リック・アデア投手コーチの休養が発表されました。投手成績に関連するものではなく、個人的な事情だそうで、くわしい理由は明かされていません。後任にはブルペンコーチのビル・カストロがあたり、ブルペンにはサラソタで投手陣のリハビリを担当していたスコット・マグレガーが回ります。

リック・アデアは55歳。2011年にオリオールズブルペンコーチに就任後、シーズン途中に投手コーチのマーク・コナー(現ブルワーズ投手コーチ)が退団したのを受けて、投手コーチに就任しました。オリオールズにくる前にもインディアンズ、タイガース、マリナーズなど数々のチームで実績をあげています。

さて、ロイヤルズとのシリーズをどうにかこうにか勝ち越したオリオールズですが、つぎの12試合はこんなスケジュールです。

レイズ3連戦

アスレチックス3連戦

レッドソックス3連戦

ヤンキース3連戦

ランランラン♪ やきゅうはやきゅうはたのしいな♪(こわれたw)

もうね、なんも考えずにとにかくやるっきゃないんですよ。うん。

デイヴィスもジム・ジョンソンもがむしゃらにやりましょー。おー!