Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

オリオールズ開幕ロースター

球春到来。先週、シドニークリケットグラウンドで、ドジャースダイヤモンドバックスが一足先にシーズン開幕。日本でもプロ野球が開幕し、今日はMLBでも本格的にレギュラーシーズンが開幕します。オリオールズはカムデンヤーズで、昨年の覇者レッドソックスを相手に開幕3連戦を戦います。

そう、いきなりBOS戦なんですよ。なんとかKojiさんの出ない展開にもちこんでいただきたい(^_^;; でもまずはそのまえに、オリオールズの開幕ロースターをお知らせしておきます。

【投手】

・先発(5)

クリス・ティルマン

ウバルド・ヒメネス

チェン・ウェイン

ミゲル・ゴンザレス

バド・ノリス

ティルマンは初の開幕投手。過去5年間の開幕投手――ガスリー(2009, 2011)、ミルウッド(2010)、アリエッタ(2012)、ハメル(2013)は、今だれもチームに残っていないんですよね。ティルマンにはぜひ来年も文句なしに開幕投手をつとめられるような投手になってほしいです。

ブルペン(7)

トミー・ハンター

ダレン・オデイ

ライアン・ウェブ

エヴァン・ミーク

ジョシュ・スティンソン

ブライアン・マタス

ザック・ブリトン

ルフレド・アセベスがオプトアウトして、ヤンキースマイナー契約。ケイヴィン・ゴーズマン、TJ・マクファーランド、スティーブ・ジョンソンは3Aにオプション。

エヴァン・ミークが、ブルペン最後の1席をゲットしました。ミーク(30)は、スプリングトレーニング、9イニングで2安打1失点、四死球0、10奪三振というみごとな投球。パイレーツ時代の2010年にはオールスターに選ばれた実績もありますが、一昨年(2012年)は肩の故障で12試合の登板に終わり、昨年は登板がありませんでした。

捕手

マット・ウィーターズ

スティーブ・クレベンジャー

ジョニー・モネルとの競争に勝ってクレベンジャーがバックアップ捕手の座をゲット。昨年、アリエッタとのトレードでフェルドマンとともに移籍してきました。フェルドマンはFAで去ってしまったけれども、クレベンジャーが活躍してくれたら万々歳。スプリングトレーニングでは37打席で.472 ./513/.694と打ちまくりましたが、ショウォルター監督が「捕手はディフェンスで選ぶ」としつこいほどいいつづけていたので、クレベンジャーは開幕メジャーを告げられたあとも「実際に開幕の日にスタジアムで名前を呼ばれるまで信じない」と言っていました(笑)。地元ボルチモアの出身で、子どものころからオリオールズファン。そのチームで開幕メンバーに選ばれたのは"Dream come true" だそうです。

内野手(5)

クリス・デイヴィス

ジョナサン・スコープ

JJハーディ

ライアン・フラーティ

スティーブ・ロンバルドージ

キャンプ最終日、3Aノーフォークとの練習試合後にジョナサン・スコープの25人ロスター入りが決定。昨年セプテンバー・コールアップで昇格したとき「ずっとメジャーにいたい。もうもどりたくない」と思って、オフも真剣にトレーニングを重ねたそうで、開幕メジャーを告げられたときにはうれし涙を浮かべていたようです。去年の記事にもリンクを貼っておきましょう。ジム・ジョンソンとのトレードできたジェマイル・ウィークスは3Aスタート。

もうひとり、キャンプ最終盤に移籍してきたのがスティーブ・ロンバルドージ。タイガースのホセ・イグレシアスが両すねの疲労骨折でシーズンの大半出られないということで、オープン戦絶好調だったアレックス・ゴンザレスを遊撃手候補として緊急補強。見返りにオリオールズはロンバルドージを獲得しました。ゴンザレスは37歳。ベネズエラウィンターリーグでの好調ぶりを見て、オリオールズが2月1日にマイナー契約。スプリングトレーニングでも好調を維持して、今回のチャンスを自力で勝ち取った形です。

いっぽう、ロンバルドージは25歳。昨年12月にダグ・フィスターとのトレードでほかのふたりとともにタイガースに移籍。同じオフのあいだにもう一度移籍してオリオールズ入りすることになりました。じつはクレベンジャーと同じくロンバルドージも地元メリーランド州の出身。スティーブ・ジョンソンとあわせて地元っ子のスティーブが3人ということに(笑)。

外野手

デイヴィッド・ロウ

ネルソン・クルーズ

アダム・ジョーンズ

ニック・マーケイキス

デルモン・ヤング

スティーブ・ピアス

ベテランのヤングとピアスが最後の2枠を勝ち取りました。ピアスについてはショウォルター監督が「スプリングトレーニング中ずっと、だれよりも確実にボールをとらえつづけていた」と絶賛。たしかにここらへんのベテランは、けがさえなければ一定の働きをしてくれそうな安心感があります。デイヴィッド・ロウもスプリングトレーニングを通じて、スピードと守備のよさを存分に発揮していたので、楽しみ。マーケイキスは、最後の移動中に飛行機の機内で首痛を発症してしまったようで、開幕戦のラインナップに入るかどうか微妙なところ。今現在バッティング練習をしながら最終判断を待っているところです。――午前1時半追記:スタメン入りしました。トップバッターです。

なお、ミークとデルモン・ヤングはどちらも40人ロースターに入っていなかったので、ロースターをあけるためにマイク・ベルフィオーレをDFAし、リリーバーのエドマー・エスカローナを60日DLに移しました。エスカローナは右肩痛。

DL

マニー・マチャド(左膝)

エドマー・エスカローナ(右肩・60日)

フランシスコ・ペゲーロ

ノーラン・ライモルド(首)

マイケル・アルマンサー

ヨハン・サンタナ

25試合出場停止

トロイ・パットン(アンフェタミン使用)

ライモルドはここ2年で2度頸椎ヘルニアの手術を受けており、まだ走ったときと上を向いたときに痛みが出て守備に支障があるとのこと。

マチャドはDLスタートですが、開幕セレモニーではゴールドグラブとプラチナグラブの表彰があります。

では最後に開幕のラインナップを。

1 マーケイキス(右)

2 ハーディ(遊)

3 ジョーンズ(中)

4 デイヴィス(一)

5 クルーズ(左)

6 ウィーターズ(捕)

7 ヤング(DH)

8 フラーティ(三)

9 スコープ(二)

投 ティルマン

オリオールズとしては、上原を出さない展開に持ち込みたいところ。

その上原は、ボルチモアで迎える開幕戦は2011年以来3年ぶり。大好きなジェット機は飛ぶでしょうか。名前を呼ばれてオレンジカーペットに、というわけにはいかないけれど、感慨はあるだろうな。

う-、そうこうしているうちに試合開始まで2時間。このまま起きているか、一度寝るか、迷う~(笑)

いずれにしても、シーズン開幕、楽しみです! 今季も楽しいシーズンになりますように(念)。