Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's、開幕戦に勝利

オリオールズ、開幕戦はショウォルター監督就任以来4連勝です。パチパチ(^^)

オリオールズ2-BOS1 ○ 勝:ブリトン 負:レスター S:ハンター BOX 

開幕試合だけは単独でエントリをあげておきましょう。

ティルマンが5回7安打1四球1失点。104球(video)。1失点はサイズモアのHRです。

球数がかさんだのは、BOSのねちっこいバッティングが主な要因。とくにペドロイアにはいったい何球ファールされたか。でも初の開幕戦で粘り負けすることなく、無四球で5回を投げきったのはりっぱでした。

そのあとをひきついだザック・ブリトンが2回1安打無失点と秀逸なピッチング。シンカーがきいていて、6つのアウトのうち5つまでがゴロでした。8回に登板したエヴァン・ミークは、さすがにメジャーでは久々のピッチングとあって硬さが見られ、オープン戦で出さなかった四球をふたつ。3アウトめをマタスに託しましたが、これからどんどんよくなるでしょう。

トミー・ハンターは、いきなり2-1と最少得点差でのクローザー初登板。オープン戦でも2HRを浴びている超苦手のミドルブルックスにいきなりデッドボールをあたえ、1死後ペドロイアに粘った末にヒットを打たれてオルティーズ、といういやな打順を迎えましたが、オルティーズをレフトフライ、ブラッドリーJrを見逃し三振に押さえてどうにか切り抜けました。のっけからはらはらさせてくれるぜ(^_^;; まあ、当分はそういう場面が多くなるのかも。ナポリに代走が出ていて、最後がブラッドリーJrだったことにも少し助けられました。

ハンターは、どうも勢いでえいやっと投げてしまうところがあって、最後の打者にもど真ん中の危ないファストボールがあったのですが、直後、ウィーターズがすかさずマウンドへ。一言だけいってひきかえしてきたので、まあ、「ていねいに投げろ」とでもいったのでしょうか。彼のそういう投手陣の掌握ぶりは、やっぱり貴重だなと思います。

ディフェンス面でひとつ大きかったのは、マチャドのいないサードにすわったライアン・フラーティが堅実なプレーを連発して、とくにゴロ投手のブリトンあたりをがっちりサポートしていたこと。以前、オリオールズは、主力が抜けると守備ががたっと落ちることがありましたが、ショウォルター監督のディフェンス重視のロスター編成のおかげで、ずいぶん厚みが出ました。

打つほうでは、オープン戦あまりふるわなかったアダム・ジョーンズがレスターから2安打。レスターは得意としていて、今日の試合前の段階で.302/.393/.358 とよく打っています。"Numbers don't lie.(数字はうそをつかない)"ですかね。

そして1-1同点の7回ウラに勝ち越しソロを放ったのが新加入のネルソン・クルーズ。こちらも今日の試合前の段階でレスターには22打数10安打、2HR。左腕エースの多い東地区で、右の強打者に厚みが加わったのは心強いことです。歓迎のシェービングクリームパイ動画も。

試合前のセレモニー映像にも少しリンクをはっておきましょう。

まず、スタッフおよび先発以外のメンバーの紹介。グラウンドキーパーから始まるのがクールです。チーフのニコル・マクファーデンさんは、たしか出産休暇を経て復帰したはず。55秒に登場のトレーナー、ブライアン・イーベルさんは、オフに上原が出演した番組『アナザー・スカイ』で、上原とクラブハウスで再会してハグしていた人(どんなマニアックなコメントだ(笑))。1分30秒、バッティングピッチャーのルーディー・アリアスさんは、どういうわけか先日とつぜんツイッターでわたしをフォローしてくださいました。びっくり。そして2分には、われらがバック・ショウォルター! すごい歓声です♡ 4分からは控えメンバーの紹介。デイヴィッド・ロウがトップ。4分半にはマニー・マチャド。元気そう(^^) つづいて4分45秒にチェン・ウェインのすがたも。新メンバーには温かい歓声がふりそそいでいますし、クレベンジャー、ロンバルドージの地元勢にはそれぞれ大歓声が。いい光景です。こんなものを6分間もにまにましながら見る人なんてわたしぐらいかもしれませんが(笑)。

そしてこちらがスターティングメンバーの紹介。ジョーンズ、デイヴィスはやはり人気がありますね。ジョーンズはバランスのとれた、いかにも強そうな体躯になったなあ。そして9番打者のジョナサン・スコープには "Welcome to the Bigs!" とアナウンスが。観客もこの日一番といってもいいほどの大歓声。最初の打席で今季初ヒットを放ちました。がっちりと活躍しつづけてほしいです。

もうひとつ、『レッドオクトーバーを追え』で知られ、昨年亡くなった作家トム・クランシーの追悼セレモニーも。クランシーは生涯ボルチモアに暮らし、アンジェロスとともにオーナーのひとりとしてオリオールズを支えてきました。今季オリオールズは、創設60周年のワッペンの下にトム・クランシーの名前を縫いつけて1年感戦うことになります。セレモニーではこのほかに2月に亡くなった広報部長モニカ・バーロウの追悼も行われました。

明日はヒメネスとラッキー。はー、今年もまたシーズンが始まりました。これまでと同じく、勝ったときは思いきりよろこんでしゃぶりつくし、負けたときはなかったことにしながら(笑)ローラーコースター・ライドを楽しみたいと思います。

あ、それから今日は幸い(?)登板がありませんでしたが、上原さん全力応援もかわりません。矛盾してるけどいーんです(>_<) 今年もどうかみなさまよろしくお願いしますm(_ _ )m

【追記】ヒメネス対ラッキーは、明日じゃなく、明後日でした。明日はなんと休養日。どういう日程なんじゃ? 初戦に勝ったらそのままの勢いで2戦めもいきたいですよねえ。なんの都合だかわかりませんが、ふしぎなスケジュールです。

【追記2】そっか。レッドソックスは明日、ホワイトハウスに招待されているんですね。ていうか、もう現在(現地4/1日、朝8時)バスに乗ってワシントンに向かっているようです。こちらは上原さんのツイート。優勝後すぐの電話でオバマ大統領からも名指しでたたえられた上原さん、じきじきにお言葉があるのでしょうか。楽しみですね。

それと、ボストングローブをチェックしていて気づいたのですが、2011年のレギュラーシーズン最後の日以来、レスターがオリオールズ戦に先発した試合、9試合中8試合でオリオールズが勝っているそうです。うそみたい。