Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's:やっと5割にもどしたぜ。

オリオールズは同地区との対戦がつづくきびしいスケジュール。それでも少しずつ先発陣が落ち着いてきて、ようやく7勝7敗の5割に戻しました。

4/11 オリオールズ0-TOR2 ● 負ティルマン

自責0での負け。失点した4回は、サードを守っていたスコープのエラーとヒットでランナーをゆるし、もうひとつスコープのエラーで失点。さらにダブルプレーをとりきれずに失点、と、守備のほころびが出た試合。マチャドがいないことに加え、ハーディの欠場もひびく形になってしまいました。でもティルマンはすばらしい。この日も8回2失点、自責0。まさにエースです。

4/12 オリオールズ2-TOR1○ 勝:ブリトン

バド・ノリスがティルマンのあとにつづいて7回無失点。7回ウラに前日エラーしたジョナサン・スコープの二塁打で1点先制。ブルペンがつないでクローザーのトミー・ハンターが9回2アウト2ストライクまでこぎつけ、コルビー・ラスムスから三振を奪ったかに思えましたが、ハーフスイングはセーフの判定。その直後に同点HRが出るという衝撃の流れ(^_^;;

でも幸い試合は延長戦に突入して、12回ウラ、ロンバルドージの三塁打、デイヴィッド・ロウのWalk-Offと、新戦力コンビが決めてくれました。ロウは、ウエルカムも兼ねてジョーンズから恒例のクリームパイ攻撃を受けたわけですが、おもしろかったのは、今年からシェービングクリームではなくホイップクリームになったこと。ロウはカロリー管理がものすごく徹底していて、体脂肪4%だかなんだかすごいボディーをしているのです。だからインタビューのあいだじゅう「これは毒だからぜったいなめない」と言い続けていました(笑)。

トリプルを打ったロンバルドージもいい働きをしています。現在打率.295。守備も固いです。しかもFAになるのが2018年。開幕直前のトレードでしたが、これは拍手だなあ。

もうひとつ、前日2エラーしたスコープの先制打もよかった。ショウォルター監督は、本来、この日はスコープを休ませるつもりだったそうですが、前日の2エラーをひきずってほしくなかったので、予定を変えてスタメンに入れたのだそうです。そういうの、好きだ~。

そして翌4/13は、ヒメネスが5回1/3、10安打5失点で3-11と大敗。

ウバルド~。これで3敗めです(-_-) つぎこそたのむぜ……。

翌14日からはTB戦。同地区につづけて負け越すわけにはいきません。15日は雨で中止になり、しかもダブルヘッダーを行わず後の日程に組み入れることにしたので、今回は2連戦ということになりました。

4/14 オリオールズ7-レイズ1 ○ 勝:チェン

今季、一番の快勝でした。チェンが6回1/3、5安打1失点、四球2、三振4。その前の2試合はいずれも5回までしか投げられなかったので、今季最初のQS。ショウォルター監督は、守備に助けられた面もあるとコメントしていましたが、制球もよかったですし非常に安定感がありました。この動画にも出てきますが、3回にぼてぼての投ゴロをさばいた守備もおみごと。降板後にはベンチでティルマンとしばらく言葉を交わしてからグータッチする場面も。きっと英語もぐんぐん上達してるんだろうな。チームにとけこんでいるようすがうかがえます。

いっぽう攻撃陣は、相手先発の手ごわいクリス・アーチャーから、本人の最多失点となる7点をもぎとりました。マット・ウィーターズが4の3、.366と好調を維持。腰痛が癒えて戦列に復帰したJJハーディも4の3。ロンバルドージ、フラーティも2安打ずつ。ハイライト動画を貼っておきます。

翌15日はジャッキー・ロビンソン・デーでしたが、東海岸一帯雨で試合中止。オリオールズはこのところずっと風邪がはやっていて、先日はマタスがひと晩入院。この日はアダム・ジョーンズとエヴァン・ミークが試合中止が決まる前にもう家に送り返されました。いっぽうのレイズは今週になってマット・ムーアのTJ手術が決まり、コブも脇腹痛で離脱と、ローテが歯抜けの状態。そんな両チームの状況もあってか、中止の試合は翌日にまわさず後日組み入れることに。6月のどこかに入れるのが有力なようです。

2戦めはオリオールズがちまちまと得点を重ねて逃げ切りました。

4/16(水) オリオールズ3-レイズ0 ○ 勝:ゴンザレス S:ハンター

「ちまちま」の最たるものが、前日の風邪から復帰してDHに入ったアダム・ジョーンズのこのスインギング・バント。ここで止まりますか、しかし(^_^;; レイズにしてみればついてない、BABIPは平均化するからつぎは……というところでしょう。ショウォルター監督は試合後「きょうは野球の神様が(ジョーンズに)ほほえんでくれたね。基本に忠実なプレーを心がけていれば、(たまについていない日があっても)やがてはほほえんでくれるものだよ」と語っていました。BABIPとは野球の神様と見つけたり?(セイバーメトリシャンから怒られますね、はい(笑))

マーケイキスのこのプレーもすばらしかった。まだ打率.262、打点3と打撃はもう少しいくだろうというところなのですが、守備を見ていると、昨年、一昨年のもろもろのケガはよくなったんだなと感じられます。

ミゲル・ゴンザレスは5回3安打無失点、四球3、三振6(動画)。98球と、この成績にしてはちょっと球数が多かったか。でもそのあとザック・ブリトンが3イニング2安打無失点とすばらしい働き。ブリトンは今年、シンカーの制球がよくて、ここまで11イニング無失点。すばらしい。先発待望論も出ていますが、ほかの先発陣もこのところ成績が良化してますし、ロングマンとしてとても貴重な存在になっているので、このままでもいいんじゃないかとわたしは思います。

その他の話題を。

◎マニー・マチャド、順調にリハビリ中。

スプリングトレーニング中にふくらはぎに張りが出て、リハビリが一時スローダウンしたマチャドですが、その後また順調にリハビリを続け、今週に入ってからスプリント、ベースランニングという、最大のハードルとされた動きを無事にこなしました(MASN)。ケガをしたのが一塁に駆け込んだ動作だったので、心理面も含めて越えるべきハードルだったわけです。明日18日(金)には、故障後初のスライディングを行う予定。すでにバッティングでは実戦形式の打席もこなしているので、スライディング練習を終えたら、翌日からいよいよ実戦に入ります。最初はエクステンデッド・スプリングトレーニングで数試合。そのあとマイナーリーグへ。無事に階段をのぼっていってほしいです。待ってるよ。

◎ディラン・バンディも順調

本人もツイートで報告していますが、今週に入って初めてチェンジアップを投げたとのこと。来週にはカーブも投げるみたいです。昨年の6/26日に手術を受けたので、じつはまだケガから10か月ぐらい。若いだけあって、回復は早いようです。まだ実戦に入るには少し間があると思いますが、ぜひぜひ順調なリハビリを続けてほしいです。

さて、明日からはボストンに乗りこんでBOSと4連戦。復帰した上原さんと対戦しなくてもいいようがんばれっ。初戦はティルマンです。

(と書いてるあいだにシカゴでBOSが勝ち越し。9回ウラ、上原さん登板だ~。どきどき。)

じつはこの4連戦、開始時間が東部時間で午後7時10分、1時35分、7時5分、午前11時5分とめちゃくちゃなんですよね。最後の日はボストンマラソンなのかな? 前日の日曜日はESPNのサンデーナイト・ベースボールで当初午後8時開始の予定だったところ、ファレル監督が激怒して7時に早めさせたと聞いています。そんなことできるんだ……ってか、元のスケジュールがひどすぎますわ。

開幕カードでは負け越してしまったBOS戦。ここはふんばらないといけません。投手陣、攻撃陣、がっちりかみあった試合が見たいです。

Go, O's!