いよいよ地区シリーズ
優勝を決めたのが9月16日(現地)。それから2週間以上たった10月2日、いよいよア・リーグ地区シリーズが開幕します。
この間、オリオールズは、相手が決まるのを待ちながらレギュラーを順繰りに休ませ(特に、優勝の決まる試合で肩甲骨のあたりにデッドボールを受けたマーケイキスと、腰痛のハーディ、手首痛のピアスをしっかり休ませる時間があったのはありがたかった)、三塁の候補をぐるぐる試し、けっこうエラーし、けっこう負け、でも最終戦は1-0の勝利で締めました。最終戦でミゲル・ゴンザレスが5回無失点でチーム4人めの10勝投手に。その四人で、タイガースのサイヤング軍団に立ちむかうことになります。
ロスターは、ショウォルター監督がずっと熟考を続けていましたが、今日、ようやく明らかになりました。
現地メディアの予想では投手10人が濃厚という話でしたが、やはり11人に。そのほうがいいと思うよ~。ワイルドカード・ゲームのワイルドな展開を見ても。メンバーをコピペしておきます。
投手 (11)
クリス・ティルマン
ミゲル・ゴンザレス
バド・ノリス
ウバルド・ヒメネス
ブラッド・ブラック
ケヴィン・ゴーズマン
トミー・ハンター
ダレン・オデイ
ザック・ブリトン
ポストシーズンからははずれるだろうと思われていた (by me) ヒメネスがブルペンに入りました。優勝を決める試合で好投したあと、もう一度先発してまた好投、さらに最終戦ではトロントの中軸を1回3三振に抑えるなど、最後の最後で調子をあげてきました。フォームを微調整して制球が安定したと本人は語っています。
もうひとつの大きな要因は、デトロイト打線に左打者が3人しかいない(んですか?)ということ。スプリットで見ても対左の打率が.285で、対右が274。まあ、どっちも高いけど(^_^;; それによってブライアン・マタスと、TJマクファーランドがはずれました。ただ、このふたりはずっとチームに帯同し、最初のセレモニーでも紹介されるそうです。(でも本人は残念でしょう。)
捕手(2)
ニック・ハンドレー
ケイレブ・ジョセフ
内野手(6)
ライアン・フラーティ
JJハーディー
ケリー・ジョンソン
ジミー・パレデス
スティーブ・ピアス
ジョナサン・スコープ
懸案のサードはフラーティとジョンソンがメインかな。パレデスが、終盤、あまりに守備的に不安定なので、急きょ3Aからアレクシ・カシーヤを昇格させて試したりしましたが、故障明けということもあってか、さほど動きはよくなく、このメンバーに落ちつきました。
あ、そうそう、一塁で、クリスチャン・ウォーカーも結局昇格させて何試合か先発させ、メジャー初HRを打ったりもしましたが、見たところまだ守備が不安定な感じ(特にショートバウンド送球の捕球)。こちらは来春に向けてがんばってほしい。
そして、ハーディとピアスがいいコンディションでふだん通りのプレーをしてくれることが大きな鍵をにぎると思います。
それから膝のリハビリ中のマチャドがチームに合流し、今日も紹介される予定。リハビリは順調で表情も明るいそうです。こちらも来春、また元気な姿を見るのを楽しみにしています。
外野手(6)
ネルソン・クルーズ
アレハンドロ・デ・アザ
アダム・ジョーンズ
デイヴィッド・ロウ
ニック・マーケイキス
デルモン・ヤング
うん、外野は文句なし。盤石です。2012年にケガで出られなかったマーケイキスが、ここまでため込んだ思いをすべてぶつけてくれますように。
世間では、強打+サイヤング軍団をかかえるタイガースにオリオールズが挑む、という図式が描かれておりまして、まあそれはまちがいではないのですが、チーム防御率はタイガース4.01(AL11位)に対してオリオールズ3.43(AL3位)、先発防御率もタイガース3.89(AL10位)に対してオリオールズ3.61(AL5位)。
さあ、試合が始まります。じつはわたし、今日は8時すぎに出かけなくてはなりません(泣)
仕事の〆切も迫っていたりして、どの程度こちらに書きにこられるかわからないのですが、ともかくどこにいようとも、やきもきしながら応援しつづけることになるのはまちがいありません。
どうか、どうか、長い10月を味わえますように!
おお、カムデンヤーズ、すばらしい雰囲気だ。もうはやくもぞくぞくしてきました。
Go,Birds!