Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

オリオールズM1。勝って決めようぜ!→決めた!*\(^o^)/*

オリオールズヤンキースとの4連戦を3勝1敗でしめくくり、きのうのブルージェイズとの初戦にも勝利。1日にふたつずつ順調にマジックを減らして、ついに今日9月16日(現地)マジック対象チームであるブルージェイズとの第2戦をマジック1で迎えています。

先発が、ウバルド・ヒメネス。8月16日以来の先発登板。オフに4年50MILという大型契約で入団したものの、前半は不調。オールスター休みの直前に自宅の駐車場で足をねんざしてしばらくDL入りし、復帰後は1勝1敗。しかしそのころにはゴーズマン、ゴンザレスといった面々がヒメネスよりはるかに安定したピッチングをしていたので、先発をはずれてブルペンに回ることになりました。でも制球と立ちあがりが課題の投手にブルペンはなおさらきびしくて、けっきょくひと月で2度登板しただけになっていました。

今週はヤンキース戦でダブルヘッダーがあり、4日間で先発を5人使ったため、6人めの投手が必要でした。そこでショウォルター監督が選んだのが ERA4.98 のヒメちゃん。ゲーム差があればこそできることだとも言えますが、ひとりだけ蚊帳の外だったヒメちゃんに、輪の中に入るまたとないチャンスを与えるあたり、さすです。今日、活躍すればおいしいシャンパンが飲めるよ。がんばれヒメちゃん。

#Birdland is ready for tonight. pic.twitter.com/9RIWQFq5h6— MLB (@MLB) 2014, 9月 16

試合前の球場周辺のようす。ふつふつとたぎる期待感が伝わってきます。

……といってるそばから1回表、ヒメちゃんたら、バティスタに四球、エンカルナシオンにタイムリーを打たれて1点先制されてるし。久しぶりに見るヒメちゃんのファストボールはズシンと重そうで、さすがだなーと思うのですが、制球ってやつはなかなか急には改善しませんね。 直後の1回ウラ、今季のオリオールズの象徴ともいえるスティーブ・ピアスがセンター最深部に18号3ランHR(動画)を打って逆転したものの、またすぐに四球を連発し、失点……こりゃあ、まもなく降板しそうな……おいしい酒はむりだったか……(-_-;;(今2アウト満塁でエンカルナシオン……どうにか打ち取った。ふーーー。3-2。こりゃ長い一夜になりそうだ。)

すると2回ウラ、こんどはジミー・パレデスがソロHR(動画)。4-2。マチャドが倒れ、代わりにサードに入っていたクリス・デイヴィスが出場停止になり、その代役でケリー・ジョンソンと交互に出場しているパレデス。2012年と同じで、ほんとうに代役たちがよく活躍するオリオールズです。

ここで一昨日の対ヤンキース4戦めと、昨日の対ブルージェイズ4戦めもかんたんに振り返っておきます。

9/14 オリオールズ3-ヤンキース2 ○

試合前にジーターのカムデンヤーズ最終戦ということで、プレゼントの贈呈式。海軍の帽子(?)とか、いくつかよくわからないプレゼントに加えて、桶一杯の、ほっかほかのカニも贈呈されてました(笑)。いいな。ボルチモアでカニ食べたい。

試合は、ティルマンがプラドのHRで先制されながらもどうにか1失点でしのぎ、オリオールズが3000投球回達成の黒田にジョーンズのタイムリー1本に抑え込まれて、1-1のまま9回へ。ここでマッキャンがダレン・オデイの失投をとらえてライトへソロHR。

あちゃーと思いましたが、その裏マウンドに立ったロバートソンは、3連投のせいで球が浮き気味。(ヤンキース戦のたびに、ベタンセスがクローザーだったらいやだろうなと思うのですが、けっきょく今年はありませんでしたな。)

クルーズの強烈なツーベース(レフト、ガードナーの肩が弱いことも読んだ走塁でした)で一気に勝ちムードがもりあがると、続くピアスのツーベースでたちまち同点。一死後、今季の半分をヤンキースで過ごし、レッドソックスを経て8月末にオリオールズにやってきたケリー・ジョンソンの右中間最深部へのツーベースでピアスが帰りWalk-off(動画)! ヤンキースとはもう3試合対戦を残しながら今季の勝ち越しを決めました。これは97年以来のこと。

Welcome to Baltimore, Kelly Johnson. http://t.co/CjkRGfoAAM— MLB GIFS (@MLBGIFs) 2014, 9月 15

ケリー・ジョンソンの初パイ(笑)。「すごく気分がいい。首位チームの戦い方だね」と、感激の面持ち。Welcome to the O’s!

☆☆☆そうこうしているうちに、今日のヒメネスは、ふらふらだった1、2回以降、別人のようにしゃきっとしてランナーを許さず、5回を投げきりました。画期的! さて、クリンチなるか。「マジック1」のうちに一旦アップして、またさらに追記します(笑)。☆☆☆

9/15 オリオールズ5ープル-ジェイズ2 ○

初回にチェンが3連打で1失点する不安な立ちあがり。でもそのあと立ち直って2三振でツーアウト。さらに2死一、三塁というところで、メイベリーのふらふらとあがったレフトフライをニック・マーケイキスが超ファインプレー。今季何度も見た光景ではありますが、そのたびに感動します。

What else would you expect from Nick Markakis? http://t.co/5LQHLx9HTr #OUTstandings http://t.co/Vgcqkoi5Qu— MLB (@MLB) 2014, 9月 15

これで命拾いしたチェンは、5回2/3を2失点で、渡米後最高の16勝め。勝ち星もさることながら4敗しかしていないことが光ります。もちろん打線の援護もありますが、膝の悪かった昨年、6回あたりに突然ガタガタと崩れる場面が目立ったのにくらべると、今季は格段に粘り強く投げているからこその、この成績。頼りになります。→動画

そして4回ウラには、ライアン・フラーティーのこのモンスターショット! 打たないときはさっぱりだけど、たまにあたると超特大弾が飛び出す、フラーティー。マチャド、デイヴィスというふたりの内野レギュラーがいなくなったなかで、どこでも守れるフラーティーの存在は大きいです。

We're one postgame pie away from something really special. #IBackTheBirds http://t.co/2a3EC4tDIp— Orioles on MASN (@masnOrioles) 2014, 9月 16

というわけで、きのうはフラーティーにパイ攻撃。今年からシェービングクリームではなくほんとのクリームになりまして、最後に “What’s the flavor?” ときくのがお約束になっているのですが、きのうは「ピーチ」って答えてました(笑)。ほんとか?

☆☆☆

こうして2試合のふりかえりを終えるうちに今日の試合も7回へ。ヒメネスがぶじに5回を投げ終えて(よかったね~)、6回はTJマクファーランド、7回表はダレン・オデイがクリーンに抑えました。先日HRを打たれたあとの登板なのでよかった。

7回ウラ、パレデスの強烈なイレギュラーバウンドのヒットのあと、ランエンドヒットが投手ハッチソンのエラーをさそって無死一、三塁。

このあとニック・マーケイキスが、交代したループから背中に死球をぶつけられて、一瞬、スタジアムが凍りつきました。だれもが、2012年、サバシアの死球でマーケイキスが骨折したシーンを思い出したはず。どうかどうか、みんな無事でポストシーズンを戦ってください。

そして無死満塁から、これまた8月末のトレードでやってきて一気にチームにとけこんだアレハンドロ・デ・アザが、5日間で3本目のトリプルを放ち走者一掃(動画)! 7-2。

8回は、オデイが1死をとったあと、7月末のトレードでやってきて以来めざましい働きをしているアンドリュー・ミラーが2三振をとって、いよいよ

3 Outs Away from Victory! です。

あとはただ、楽しむのみ。

8回にも1点を追加して8-2としたオリオールズ。最後はクローザーのブリトンではなく、トミー・ハンターがきっちり締めて、17年ぶりの地区優勝! いや~、おめでとうおめでとう。この日がこんなに早く来るなんて、思いもしませんでした(^o^)(T_T)(^o^)(T_T)。

今、MASNで1時間たっぷりシャンパンファイトと、選手とファンとの交流――ハイファイブウィニングランしてまわるアダム・ジョーンズ、ファンにパイをぶつけまくるアダムジョーンズ――そして監督や、各選手へのインタビューをしみじみと見ていました。チームの仲のよさ、雰囲気のよさが、画面からも伝わってきます。

ケガでDL中のマット・ウィーターズも笑顔で参加していました。マチャドはまだ手術したカリフォルニアにいて、つぎのボストン戦のときチームと合流(復帰ではなく)する予定。デイヴィスはいったんテキサスの自宅に帰り、今週末サラソタへ向かう予定だとのこと。(そういえば、きのう空港へ向かう途中に、デイヴィスがトラックの事故を見かけて、すぐに車を降り、まわりの人たちに呼びかけて横転したトラックをもとにもどし、救助にあたったというニュースがありました。なんだその波瀾万丈な人生は。ワールドシリーズまで残れば戻れるんだからがんばろう。)

では動画とGIFをいくつか。

まずは優勝の瞬間のビデオ。 何度見てもいいわ~。地元で決められて、ほんとうによかった! おめでとうー!

Your AL East Champion Manager soaks it all in. #WeWontStop pic.twitter.com/wNevgEc4Hh— Baltimore Orioles (@Orioles) 2014, 9月 17

スタンドを見まわして、じっくりと喜びを味わうショウォルター監督。

Soak it in, boys. #IBackTheBirds https://t.co/3oU7hDMvz1— Orioles on MASN (@masnOrioles) 2014, 9月 17

シャンパン! ネルソン・クルーズ。

It's champagne, Ubaldo. It's SUPPOSED to be cold. http://t.co/mAH5uY01un— MLB GIFS (@MLBGIFs) 2014, 9月 17

ヒメちゃん。よかったねえ~。ポストシーズンロスターは無理だと思うけど、来年がんばって。

Burning eyes never felt so good. Huh, Buck? #Orioles pic.twitter.com/b39V3N4845— MLB (@MLB) 2014, 9月 17

監督にも集中砲火。

.@SimplyAJ10 celebrates with the fans #Orioles http://t.co/6zjJaqqnK8— Orioles GIFs (@OriolesGIFs) 2014, 9月 17

アダム・ジョーンズのウィニング・ラン。

You get a pie! And YOU get a pie! http://t.co/08HDIRuW1K— MLB GIFS (@MLBGIFs) 2014, 9月 17

さらに、球場に残ったファンに次々とパイをぶつけまくるアダム・ジョーンズ(笑)。

.@SimplyAJ10 finally pied Markakis. #WeWontStop pic.twitter.com/RhCZ6DJK1b— Baltimore Orioles (@Orioles) 2014, 9月 17

ニック・マーケイキスもジョーンズのえじきに。2012年は腕にギプスをはめてのシャンパンファイトだったから、格別でしょう。ジョーンズは、シーズン中は先輩のマーケイキスをリスペクトして、パイにスプーンを添えてそっと差しだしていたのですが、今日はバシッといきました。

The pie-er gets pied. #IBackTheBirds pic.twitter.com/quekbeRA19— Orioles on MASN (@masnOrioles) 2014, 9月 17

そして最後はジョーンズ自身にもパイが。

インタビューで語る選手たち。1分30秒すぎ、しゃべっているうちに感極まって目をうるませるスティーブ・ピアスにぐっときます。うるうる。よかったねえ。

はーいくら味わっても味わい尽くせない(笑)。明日は出勤日なので、今日決めてくれてありがとう、オリオールズ(個人的感慨)。

これから、長い長い10月になるように、がんばって。

May this be the First of many for the Orioles.

Go, O’s!