Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

オリオールズ&コウジ、無事に開幕

フリーランスワーカーのかなしさで、ずーっと書かないかと思うと、いきなりうるさいほどエントリをあげてますが、どうぞご容赦を(笑)。

メジャーリーグ2016が開幕し、オリオールズ上原浩治も幸先のよいスタートを切りました。

まずはオリオールズ

4/4 @カムデンヤーズ vsツインズ 3X - 2 ○ 勝:ブリトン

Running down the Orange Carpet, a cherished Orioles tradition. #OsOpener pic.twitter.com/c1RwxH7pf4— Baltimore Orioles (@Orioles) 2016年4月4日

オープニングセレモニー、動画もどうぞ。

9番スタメンで最後に紹介されたルーキーのリカードは、先輩たちから「ころばないようしっかり足をあげてオレンジカーペットを走れ」と百回ぐらいアドバイスされたようです。一歩一歩かみしめるように、楽しそうに走ってました。

4日は天気が悪く、ご近所のヤンキースは雨天中止。オリオールズはこのオープニングセレモニーのあと1時間40分ほど中断しましたが、その間たいして雨はふらず、ところが試合をはじめて2イニングで雨が強くなってまた2時間ほど中断。それでもどうにか最後までやりとげました。はじめの中断がなければ5イニングぐらい一気にできていたはずなんですが……。両先発とも2回で降りてしまったのがざんねん。でも、お天気が相手では、なかなかどんぴしゃの判断はむずかしいです。

すばらしかったのはクリス・ティルマン。打者6人と対戦してなんと三振5という立ちあがりでした。

ファストボールは力強く、制球も○。カーブもいいところに決まっていました。楽しみにしてもいいですか?

おなじみ、ファングラフのジェフ・サリヴァンがさっそく、ティルマンの平均球速が、不調だった2015年に比べると1.6マイルアップしているという記事を書いていました。→〈The Best News for the Orioles Out of Opening Day〉

ティルマンが中断までの2回で降りたあと、3回から5回までを投げたタイラー・ウィルソンも2安打無失点のナイスピッチング。大きな駒になりそうです。

マイカル・ギブンズは、6回は目の覚めるような投球でしたが、7回は長打2本で1点をゆるし、なおも二、三塁というところで降板。回またぎの仕方をおぼえなくてはなりません。

打つ方ではトロンボが5打数4安打とすばらしい出だし。ルーキーで9番にすわったジョーイ・リカードも初打席でメジャー初ヒットを放つと、つぎの打席では足を生かした二塁打。はやくも観客から「ジョーイ、ジョーイ!」というチャントが巻き起こるほどの人気をつかみました。このまま突っ走ってください。

そして最後はマット・ウィーターズのサヨナラ安打。これでツインズ戦の連敗を8で止めました。(そう、対ツインズ、昨年は一度も勝ってなかったんですよ!)

2014年は、開幕戦に勝ったあと4連敗してますから、喜びすぎるのもいかがなものか、なのですが、今年も「喜べるときに喜ぶ」というスタンスを貫いてまいります(笑)。

喜びついでにもうひとつ。お約束のこれ。

#OpeningDay was SWEET! #IBackTheBirds pic.twitter.com/LclySE20El— Orioles on MASN (@masnOrioles) 2016年4月5日

これを見た瞬間、ファンのだれもが「うそ!!」とびっくりしました。

というのも、今春キャンプインしたころ(ちょっと元記事が見つかりませんが)、「安全面に考慮してパイ投げは中止」というショウォルター監督のお触れが出ていたから。おそらくは、ガーンと顔面にたたきつけることでむち打ちになったりしないように、ということだと思うのですが、だれもが「わかるけど、パイ投げ担当のアダム・ジョーンズはさびしいじゃん……」とちょっと気になっていたのも事実。でも心配ご無用。パイはきっちり復活していました(^o^)

もっともジョーンズにいわせると、あれはパイじゃなくて「ケーキ」なんだそうw そういえば、なんかレイヤーになっていて、高そうです(笑)

そしてショウォルター監督は「チームを掌握できない」と記者団を笑わせていました。

今年もラブリーです(^-^)

さて、いっぽうの上原は、4/4の試合が「寒波のため」中止になり、4/5の開幕戦の8回に登板して、インディアンズを三者凡退にしとめました。6回までプライスが2失点。7回は田澤が投げてこちらも無失点。4-2とリードしての登板です。寒そうで、完全防備の選手もいるなか、半袖の上原。若さアピールしてまっせ。

4/4 vs @インディアンス 6-2 ○ 勝:プライス

1 キプニス 3球めスプリットでセンターフライ。

2 リンドア 3球めファストボールでレフトライナー。

3 ナポリ  6球め外いっぱいのファストボールで見逃し三振。

ナポリってインディアンズにいるんですね。知らんかった。長らくチームメートで、そのパワーをよく知っている相手なので、慎重に変化球で攻め、最後は外いっぱいのストレート。ナポリはボールと思ったようで審判をにらんでいましたが、ストライクのコールでした。

昨年の開幕時は、制球に苦労していた印象がありましたが、今年は立ちあがりから制球がよさそう。ただ、寒いこともあってか、球速は去年よりさらに落ちてMAX86マイル。ナポリを三振にとったファストボールは85マイルでした。そしてナポリへの初球、2球めは、81マイルの見慣れない球。Game Dayではスライダーという表示になっていましたが、縦にドロンと曲がる球ふたつで1-1のカウントを作っていました。ときおりそういう見慣れない球も織り交ぜながら、暖かくなるにつれ、もう1マイルぐらい球速があがってくるといいなと思います。

このあとキンズラーが9回をぴしゃりとしめましたが、7回タズ、8回コウジ、9回キンちゃんの球速差はえぐい! 全員右投手だけど、右、左とスイッチする以上に目先が変わります。いやですね。

そんなわけで、今年はキンちゃんに何かがないかぎりは8回担当になりますが、そのおかげでまたベンチでのハイタッチが復活。今日はその映像はありませんでしたが、今季限りで引退する同い年の、そして今日1号HRを放ったパピとのハグが見られました。

Isn't this a sight for sore eyes, Koji & Papi hugs for everyone! #redsox #kojiuehara #davidortiz https://t.co/cxbkfopU0i— The Morning Hangover (@TheMorningHang) 2016年4月5日

今年もこういうシーンがたくさん見られるといいな。Go, Koji!