Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's: パイレーツと3連戦

6/20(月) O's8―PIT3 ○   6/21(火) O's3―PIT9 ●

なんだかコインの裏表のようなスコア。試合経過もよく似ておりました。

共に2000年代に入ってから一度もシーズン勝ち越しを経験してないパイレーツとオリオールズ。でも1971年にはワールドシリーズで相まみえ、7戦までもつれてパイレーツが勝利したのでした。今日はその当時を記念して、オールドユニフォームで行われた試合。オリオールズは帽子の鳥さんが現行のリアルなやつじゃなくて、マンガキャラのカトゥーン・バードだったんだけど、あれはあれでなかなかかわいいです。

この1971年のシリーズではロベルト・クレメンテが7試合すべてで安打を打ち、シリーズ通算打率.414でMVPを獲得しているのですね。

そして翌1972年のシーズンできっかり通算3000本安打を達成。

ところがその年の12月30日にニカラグア地震の救援に向かう途中、飛行機が墜落して帰らぬ人になってしまう――。

なんという栄光と悲劇でしょうか。クレメンテのプレーはもちろん見たことがないのですが、伝記などでその話を読むたびにじんときてしまいます。(以前に書いた伝記絵本〈洋書〉のレビューへのリンクを貼っておきます。ただし野球に詳しくない人向けに書いたものですので、あしからず……。)

さて、心を今に戻して、と。

きのうはオリオールズが初回に5点を先制。Nats戦ではヒットを打てども打てども点にならなかったのですが、昨日は14安打を効果的に得点に結びつけての勝利。(それでも残塁が9あったんだけど(^_^;;)

たのむからこれを続けてよ、と思ったのですが――。

今日はまったく逆でパイレーツが3回までに5点を先制。

前回、背中の張りで降板しながら先発を飛ばさずに今日投げたジェレミー・ガスリー、立ち上がりはあまり調子が出なかったか、球が打ちごろのところへ集まってしまった感じ。

それでも落ちつきを取り戻して4、5、6回を0に押さえたのはさすがです。5回にはJJハーディーとアダム・ジョーンズのHRで2点差にし、アナウンサーも「わからなくなってきました!」と少しヒートアップ。ちなみにジョーンズは、今日はHRの他に、もうおなじみとなってきたファインプレーも。みなさま、どうかオールスターでジョーンズに清き一票を。例年、オリオールズからはひとりしか選ばれないんだけど、今年はせめてジョーンズとハーディーぐらい送り出してあげたいものです。

さて、落ちつきを取り戻したガスリーですが、7回にランナーをためると、だいじなところでまたしてもレノルズのタイムリーエラーが (-_-) 

打つ方では今日も3の2、四球1と働いているんだけど、守備ではホントにポカが多いです。おっ、と思わせるようなファインプレーもちょくちょくあるんだけど「それをはじきますか」という、基本的なエラーが多いのよね。ほんまにもう。

そんなわけで、明日はまたもラバーマッチ。このロード9連戦はすでに負け越しが決まってしまったけど(T_T) なんとか明日勝って、気持ちよくホームに帰りたいところです。12:30始まりのデーゲームなので、実はもう少ししたら試合が始まるんですよね。でもわたしは明日早起きして仕事の日なのでもう寝ます。朝起きて勝利の報を目にできますように。

先発はザック・ブリトン

たくさん打って援護してあげてほしい。がんばれブリトン。Go, O's!

☆補遺1:このピッツバーグ3連戦は、三塁ベースコーチを、先日のエントリで触れたジョン・ラッセル(昨年までパイレーツの監督だった)ではなく、ベンチコーチウィリー・ランドルフが務めています。「ラッセルは膝を痛めているし、ベンチでパイレーツの情報もいろいろききたいからね」というのがショウォルター監督の説明。でも真相は不明(^_^;;

☆補遺2:きのう、8対3と大きくリードしながら5回87球で降板したジェイク・アリエッタ、どこか体の不調がある模様。試合のない日を利用して、先発を1回飛ばすか延ばすかするようです。具体的な箇所は監督も本人もあきらかにしていないのですが、以前からヒジに遊離軟骨があって、オフに手術を検討しながら見送った経緯があるので、そのへんかも。勝ち頭なので、なんとかうまく調整してがんばってほしいです。 

☆補遺3:ブライアン・ロバーツは、今日、ピッツバーグで脳しんとう専門医の診察を受け、やはり前半の復帰は無理ということになったもよう。ハーディーががんばってくれているのでずいぶん助かってはいるけど、ロバーツの不在はほんとに痛いです。

☆補遺4:昨年のドラフト1順め(全体3位)のマニー・マチャドは、今日のサウスアトランティック・リーグのオールスターゲームで4打数2安打。5月初め、走塁中にころんで膝を打ち、1か月DLで過ごした影響か、復帰後は.182と調子を取りもどせていないようだけれども、本人はケガが尾を引いているわけではなく、感覚を取りもどせていないだけと語っていました。オールスター後は、同じ1Aでも格上のフレデリック・キーズに昇格するとのこと。

マリナーズジャスティン・アクリーが華々しくデビューして話題になっていますが、マチャドも数年後、内野のプロスペクトとしてドカーンとデビューできるよう、着実に経験を積んでいってもらいたいです。