Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

上原OP戦初登板とか、ベナブルの父とか、ポージーとか

今朝(現地9日Friday)のオープン戦からいくつか気になったことをピックアップ。コメント欄でアップデートしようかと思ったのですが、せっかくなので新エントリで。

◎上原がOP戦初登板で被弾 (-_-)

初のドジャース戦に臨んだ上原。O's時代は交流戦でも、もちろんOP戦でも対戦がありませんから初めてですね。しかし今日はレンジャーズ投手陣ぐだぐだで、上原も含めて7回まで毎回失点……。

上原は7回に登板。最初のデヘススを4球めスプリッターで空振り三振。ファストボールでの空振りも奪ってます。

ふたりめワラックは初球センターフライ。ここまで5球。いい感じ。

そして3人めカステリャノスは見逃し、ファウルのあと0-2からのフォークをレフトにHR。

さいご4人めザワツキーは、空振りの三球三振。

うーむ、もったいない。「ツーアウト、ノーボールツーストライク、下位打者」。これ、上原が非常によくHRを打たれるシチュエーションなんですよね(^_^;;

OP戦なので結果はさほど気にする必要がないし、今、こまかいラインを見たらそんなに悪い登板じゃなさそうだけど、何しろ昨年のポストシーズンのイメージがありますから、あまりHRを打たれると、またタイトな場面で使われなくなってしまいます。OP戦の場合はその力の込めかげんと、抜きかげんが難しいところですが、なんとか最適なバランスを見つけてうまく調整してってほしいです。

あとGameDayで見るとチェンジアップとスプリッターを投げたことになっているのですが、たぶんチェンジアップは投げないから、こちらは大きく落ちるフォークなんですよね。打たれた「スプリッター」がなんだったのか気になるところです。(コメントが入ったらアップデートするかもしれません。)

【追記】本人がブログを更新してくれました。

やはり全体として感触は悪くなかったようです。カステリャーノには初球、2球めとスライダー。これ、ゲムデでは「スプリッター、チェンジアップ」と表記されてます。1球めがカット気味、2球めがもう少し大きく曲がるスライダーだったのかしら(想像)。

ちなみにファウルを打たせたこのスライダーを上原は「2球目の球が凄いよかった(^O^)あれならいけるってマウンドで思ったね」と記しています(^o^)(マネ) 

うん、よかった。HRは落ちないフォークだったようですが、やはりOP戦ということもあって3球で終わらせにいったのもアダとなったよう。捕手もおそらくトレアルバではなく控えの選手だったと思われますし、まああまり気にしなくてよさそう。それより、ハムにちょっと不安があるようなので、むしろそちらが気になります。キャンプのこの時期って天候も不順だし、疲れがたまる時期なのでホント鬼門なんですよね。無事に乗りきれるよう、念を送りたいと思います。

・あと、この試合、ドジャース側からマット・アングル、レンジャーズからはカイル・ハドソンとふたりの元オリオールズ選手が交代選手として出場してました。アングルは内野ゴロで1打点。ハドソンは7球めを打ってラインアウト。ふたりとも開幕ロースターは厳しいかもしれないけど、それぞれ俊足を生かしてチャンスをうかがってほしいです。

・きのうのダルビッシュ-ベナブルの一件は、ダルビッシュ自身がツイッターでフォローを入れたものを団野村氏が英訳、それがローゼンタールら米記者たちがすばやくツイートして、一件落着の感。非常によい体験(learning experience)だったといえるのではないでしょうか。通訳やマスコミのせい、ではなかったと思いますね。

わたし、メジャーリーグをつぶさに見るようになって、「ガッツポーズ厳禁」とか「打者がHRを打ったあと、すぐに走りださず打球の行方を追うだけでシメられる」っていうのはホントに驚きだったんですよ。日本では武士道精神を重んじると言われますが、メジャーリーグの誇り高い選手たちを見ていると、これは西欧中世の騎士道精神の流れなんじゃないかと思ったりもします。詳しくないのでうまく説明できないのですが。(じゃあ書くなって。)武士道と騎士道の違い、少し研究してみたいと思いますw。

なお、昨日のコメント欄でおじさん先輩に教えていただきましたが、ウィル・ベナブルのお父さんはロッテで2年間プレーしたことがあるようですね。(登録名「マックス」)。お、Wikiにも出てました:こちら。でも今回の件では一切マスコミでも触れられてないですね。わたしは初耳でした。先輩、いつもおもしろいお話、ためになるお話をありがとうございます。今シーズンもどうぞよろしく!

さて一方オリオールズはレイズと3-3。前回はたしか2-1で勝ってるんですよね。パイレーツにぐだぐだに負け、BOSに1点差負けをしていますが、ここまでOP戦、わりといい感じです。ただ、例によってあまり点が取れてないのですが。いくつか気になったことを。

◎ケガ人増加中(-_-)

試合前のアップデートによるとガスリーとのトレードで来たリンドストローム、とマーク・レノルズ、捕手のティーガーデンが腰痛でDay-to-day。そして、キャンプ序盤にふくらはぎの軽い肉ばなれをおこしたバーケンが再発。うーむ、ケガ人が増えてきました。バーケンは再発なのでちょっと深刻。開幕ロースター入りは無理そうです。腰痛の人たちは一度ペースを落として乗り切ってほしいですね。

◎ポーリーノ今日合流

オールマンが交通事故、ティーガーデンが腰痛と捕手御難続きのなかにあって、ようやく今日ポーリーノが合流の見こみ。なぜか先週車だけ先に着いていたんですよね(^_^;; 3月も初旬を終えようという今から、果たして調整は追いつくのでしょうか。

◎ノーラン・ライモルドが顔に死球

1回の表の最初の打席で、相手先発のコッブから左頬に死球を受け、タンカで退場しました。ファストボールのすっぽ抜けだったそうで、かなりの音がして、ショウォルター監督以下みな肝を冷やしたようです。検査の結果、さいわい骨折はまぬがれたとのこと。(歯が折れたようですが。)

ショウォルター監督のコメント:「今日最悪のできごとはノーランの死球、最高のできごとは彼が骨折をまぬがれたことだった。歯は何本か折れただろうが、ヘルメット並みに強靱なアゴだよ。いやな音がしたからね。

あいつはいろいろあったのに……という思いがとっさに頭のなかをかけめぐった。ようやくいろいろなことを乗り越えてチャンスをつかみ、すべてお膳立てが整ったところであの死球だ。心臓が飛び出しそうになった。大きなケガにつながらなくて、ほんとうにほっとしたよ」

ショウォルター監督のこういうハートフルなコメント、好きです。

どうか脳しんとうやらむち打ちやらの後遺症を発症することなく、いいシーズンを迎えられますように。

◎ジェイク・アリエッタが好投

オフにヒジの骨棘をけずる手術をしたジェイク・アリエッタが好投。2イニングを無安打1四球におさえ、球速もたびたび97、8マイルを出したもよう。去年は1年間ずっとヒジの痛みを気にしながらの投球だったので、「プロに入ってから初めてというくらい、楽に投げられた」とのこと。

順調にいけばアリエッタがエース格になるでしょう。まだ始まったばかりなのでぬか喜びはしないでおきますが(笑)、がんばってほしいです。

またコメントなど出たら本文かコメント欄で追記するかもしれません。

【追記2】

今日(現地9日)、バスター・ポージーがあのケガ以来10か月ぶりに試合に復帰しました。レッズとのオープン戦です。ケガのエントリをあげてから、なぜかひそかにフォローしているポージーなのでこちらでご報告しておきましょう。これまでの経過については、タグをクリックしていただければ記事が出てくるかと思います。

捕手として先発して2イニングマット・ケインの球を受け、2回には初の打席も。相手先発チャップマンからライトフライ。大過なく終わったようでまずはよかった。予想していたより早く戻ってきた印象はありますが、きっとまだまだ越えなければならない壁はあるんじゃないかと思うので(走塁とか)一歩一歩進んでもらいたいです。記事はこちら。あとこのフィーチャー映像もおすすめです。