Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

クローザー! 2年ぶりのセーブ

4連投もびっくりでしたが、今日もびっくり仰天。ク、クローザーですよ。しかも2アウトながら1点差、ランナー一、三塁というめちゃくちゃ厳しい場面で。ハー、寿命が縮んだ(^_^;;

9/16 レンジャーズ2 - マリナーズ1 ○ 勝:ハリソン(17-9) S:上原(1) BOX

上原:9回表2死一、三塁から登板。1奪三振。投球数5球(ストライク3球)。ERA2.15。 ブログ 動画

レンジャーズはベルトレの33号ソロとモアランドのタイムリーで2点先行。先発のハリソンも少し休みを余分にもらって、シャープな投球。7回まではピンチらしいピンチもなく0点におさえます。8回にマリナーズ先頭のスモークにソロHRを打たれて1点差になりますが、後続を抑えると9回もマウンドへ。先頭を打ち取ったあとグティエレスを歩かせたものの、シーガーを打ち取って2アウト。

この時点ですでにブルペンでは上原が肩を作っていました。ネイサンはやはり体調が万全でないらしく、もう1日オフという判断のよう。

ハリソンはつぎのモンテロとも対戦します。フルカウントとなって、あと1ストライクで完投勝利……しかしライト前ヒット。ランナー三塁へ。ここまで119球。ワシントン監督が交代を告げにマウンドに歩みよります。ハリソンは「つぎは左だからもうひとり投げさせてと頼むつもりだった」そうですが、すでに交代は告げられていました。

ここで上原がマウンドへ。セーブのつく場面でマウンドにあがるのは一昨年以来。しかも打席には一発のある左打者ソーンダース。見てるわたしは祈るしかありません。5球だけなので全球記しておきます。

1 スプリット。ワンバンするボール。ナポリがよく押さえた。

2 ファストボール。アウトローのすばらしい球でストライク。

3 スプリット。外に大きくはずれてボール。

4 スプリット。空振りで2ストライク。

5 スプリット。さっきよりさらによく落ちて空振り三振! 上原小さくガッツポーズ。(久しぶりに見た!)

TV解説のグリーブさんも「昨年のトレードの前、ボルチモアで投げていたときのようになってきましたね。去年の終盤は少し疲れていたのかもしれない。今は疲れが見られないし、ファストボールのコマンドもよく、スプリットがすごくよく落ちている(dive-bombing:急降下爆撃)」とほめていました。上原のセーブは2010年10月2日以来。

試合後のコメントなど:

ワシントン監督

「上原は非常にいい投手だ。しかも今は体調がよく、すべての球種の状態がいい。今日はそれを証明してくれたね」

上原

「2か月半休んでいて、そのあいだみんなががんばっていたので、今度はぼくががんばる番。シーズンの初めはスプリットがちょっと思うように投げられなかったけど、握りを変えてから調子がよくなった」(ソース:ESPN)

また、こちらの記事では、上原がDLから復帰した直後はスプリットの調子が悪く、左打者7人中4人に安打を許していたが、8月31日のインディアンズ戦でコッチマンにHRを打たれた翌日、またすぐチャンスをもらって今度は三者凡退に押さえた。そのあたりから調子がよくなってきたと記されています。その連投の際のエントリはこちら。たしかにこの登板は重要なターニングポイントだったと思います。以降、左打者10人と対戦して9人を打ち取っている上原。ポストシーズンでも重要な戦力になるはずです。なってもらわなきゃこまります。

ところで昨日の試合は、投げたら5連投めだからまさかないだろうと思っていましたが、本人は「7回に逆転したら8回に行くから」と告げられていたようです。それってどないやねん? まあ、実際には投げなかったのですが。それだけブルペンの状態が厳しいということなんでしょう。

1日オフをはさんで18日からはエンゼルス戦。これは非常に重要な3連戦になります。(レンジャーズが勝ってくれると、オリオールズもうれしいし。)願わくは、明日1日でネイサンやDLから復帰したばかりのロビー・ロスの調子もあがりますように。

そして上原さん、4連投+クローザーの疲れをいやしてまたさらにスプリットに磨きがかかりますように! 

がんばれ~。