Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

more like Koji: O's 6-メッツ4

O's 6-メッツ4

5回 89球 7安打 四死球0 三振5 自責点

またも勝ちつかず(泣)。4対2とリードしている5回での交代。本人もコメントしていたように、6回は投げたかったことだろう。リリーバーの投げる回数が増えればどうしても追いつかれるリスクは高くなる。

J SportsESPNで観戦。試合見ながらメモったことを――。

1回:

・きょうはゾーン捕手ではなく、マット・ウィーターズくんとの初コンビ。1回は12球で上々の立ちあがり。その裏にO's1点先制。

2回:

・表に追いつかれるも、その裏、マット・ウィーターズ、ライトにメジャー初HR(2ラン)で逆転! 

ちょっと泳いで、ライトフライと思われた飛球が、ふわふわ伸びてスタンドへ。さすがなパワー。

・ちなみに上原は、チームメートのプロ初HRというのをとても大切にする。だから、余計にこの試合を取ろうと気合いが入ったんじゃないのかな。

3回:

・メッツ先頭のカスティーヨを2-2からの8球め、アウトローのストレートで見のがし三振に。masnの実況では、マットの配球をほめていたけれど、投げた上原もよかった。ちなみにカスティーヨはオリオールズ戦16試合連続ヒット中(なんと2000年から!)だったらしい。今日はノーヒット。地味ながらstreak を打ち破った。

・続くコーラが粘って9球めをヒット。次打者打ち取るも、その次のベルトランにまたヒットで1、3塁。楽なイニングがひとつもない(汗)。

・続く4番のデイヴィッド・ライトは現在首位打者。ワンボールのあとストレート攻勢。最後は143キロ直球で空振り三振に! 上原、思わず小さくガッツポーズ。結局ライトは今日ノーヒット。苦心の投球ではあったが、中心打者を抑えたのはよかった。

・その裏、試合中にもかかわらず、masnがトレンブリー監督にインタビューを敢行。いいんですか、ランナーとか出てるけど?(^_^;; ちなみにコウジについては「前回より球に勢い(life)と角度がある」と評価。

4回:

・メッツ先頭のチャーチが初球をバントヒット。サード、無警戒。O'sは、こういう攻撃、やられる場面はよく見るけど、自分から仕掛けることはあまりない。

・つづくはシェフィールド。なんておっそろしい顔なんだ。(実況アナも"scary to look at"「見ててこわい」とコメントしてた(笑))ポップフライでワンアウト。

・しかし次打者にヒット、次に犠牲フライで1点。この回はちょっと球が浮きぎみ。5人めをショートゴロでどうにかスリーアウト。ここまで76球。

5回:

・先頭のコーラを三振に取るも、次のマルティネスにエンタイトルツーベース。2-2から首を振って投げたストレートを打たれた。しかし後続を打ち取って0点。ここまで89球。

・その裏、ツーアウト1、2塁からメルヴィン・モーラが渋くセンター前に転がして1点追加。貴重な追加点で4-2。白星の希望が出てきた……☆

6回、マウンドにはブライアン・バス。ううむ、交代か……。

試合前、トレンブリー監督は、「今日は球数で交代させることはしない。相手打者を打ち取るのに苦労しているかどうかを見る」と言っていた(ようだ)。「『苦労している』とは?」とつっこまれて、「バックネットへのファールが増えて、球が真ん中に集まりだしたら危ない」とのこと。真ん中に集まってはいなかったと思うが、かなり粘られて球数が増え、若干、高めに来はじめていたのも事実。もう1回投げれば投げられたと思うが、しょうがない。でも前回よりは確実によくなっている。つぎに期待だ。

んで6回、バスとヘンドリクソンでおきまりの同点劇(涙)。このところ、中継ぎ陣調子いいのになあ……。巨人の東野が、今、こういう状態に陥っているけれど、後を引きうける投手も、「勝ちを消しちゃいけない」と思うあまり、肩に力が入ってしまうのではないでしょうか。東野くんもわたしのごひいきの投手。ふたりともくじけずにがんばってほしい。かならず風向きは変わるから。

さて、追いつかれはしたものの、少しは粘りが出てきたオリオールズ、同点でとどめて7回裏にオーブリー・ハフのツーランで勝ち越し! そのまま逃げ切り、どうにか勝利をもぎとった。上原に勝ちはつかなくとも、チームの勝利に貢献できたと感じられることは、活力につながる。負けるよりはずっといい。

思うに、先日川上憲伸の5回100球のピッチングを目の当たりにしたことも、よかったのではないだろうか。ふたりとも、日本にいるときに比べたら、格段に苦労しながら打者を打ち取っているのは事実。しかも「投球数」という大きな壁もある。そんな中、「球数を気にせず、とにかく必要な球をていねいに投げる」というのが今日のピッチングのテーマだったように感じた。

レンブリー監督は、今日の投球を"He was more like Koji."と評していた。「前回よりコウジらしいピッチングだった。でもまだ完全にカンが戻っていない。もっとよくなるだろう」。

次はたぶんフロリダでマーリンズ戦。またアウェーになるけれど、時差はないはず。こんどは6回まで投げる姿を見たい。そして何より勝ち星を! 引きつづき応援します。長々と読んでいただいて、ありがとうございました。