Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

O's6-PHL5:ウィーターズ4の3、ブリトンデビュー

3/2 オリオールズ6-フィリーズ5 ○ 勝ったので今日も書いておこう(笑)。

オリオールズは、今日は控え組のラインナップ。ウィーターズが4番DHで入ったほかは、レギュラーメンバーゼロ。先発はティルマン(2回1失点)。

対するフィリーズはロリンズ、ポランコ、イバニェス、ハワード……というメンバー。先発はオズワルド(2回1失点)。

ティルマンは42球中ストライクが25球。被安打3、四球1、三振1、失点1という内容。今イチ感が抜けない。ひと皮むけてほしいのだが。

2番手は、薄いと言われるオリオールズのファームシステム(ウィーターズやマティスがみんなメジャーに上がってしまったせいもあるけど)の中では、トッププロスペクトのザック・ブリトン。試合後の本人のコメントによればものすごく緊張して、捕手のジェイク・フォックスがマウンドにたびたびかけつけ、冗談を言ってほぐそうとしていたが、何を言われているかわからないほどガチガチだったそうだ。アメリカの選手って調子が悪くても「よかった」っていう人のほうが多いから、なんだかかわいいというか新鮮というか。正直でよろしい(笑)

ピッチング自体は2イニングで被安打2、三振1、四球0、失点0。ガチガチだったわりにはよかったのでは。ショウォルター監督は、上々のデビューと喜んでいたようだ。日本で言う「最強世代」のひとつ前の87年生まれ。23歳。今季中にメジャーデビューなるか。(どこかでは上がりそうな気がする。)

もうひとり今日目立ったのは4の3だったウィーターズ。

あまりにも期待度が大きかったゆえに、たいしたことないとか言われて可哀想なんだけど、ちびっ子ファンには絶大な人気で、ファンイベントのとき小っちゃい子たちはみんな「ウィーターズのファン」と答えていた。

でもそれだけではなく、今年はキャンプの最初から「自分が投手陣をひっぱる」という意識がありありと見え、できるだけ多くの投手の球を受けたり、コミュニケーションをはかったり、積極的に動きまわっているようだ。86年生まれの24歳(5月で25歳)。バッティングもリードもまだまだこれからですよ。

今日の試合では、ショウォルター監督が、独自の視点でウィーターズを褒めていた。きょう、ウィーターズはDHで4打席立って、5打席目は代打が出たのだが、そのあと間もなくクレイグ・テイタムがアウトになって攻撃が終了した。テイタムは捕手なので、準備をするあいだ誰かが投手のウォーミングアップに行かなくてはならない。見ると、出番を終えてくつろいでいてもいいはずのウィーターズがもうホームプレートで投手の球を受けていた……。「こういう小さなことをチームメイトは見ているんだよ」

いやあ、バック親分のこういう視線が選手を育てるのですよ。なんだかほくほくして、思わず2日連続のエントリをあげてしまったのでした。

【4日(現地3日)深夜追記】

上原、きょうのツインズ戦に登板予定だったが、ヒジに痛みが出ているらしく、数日間ノースローとなった。午後に炎症止めのコルチゾン注射を受ける予定。一昨日練習を早めに切りあげ、ブログでも“どこで完全休養を入れるかは自己責任”という主旨のことを記していたので、おそらくは悪化させないための予防措置。ハムが痛いのかなと思っていたが、ヒジだったんだ。どっちも痛くないに越したことはないのだけど……故障とはうまくつきあいながらやっていくしかないということか(ため息)。うまく乗り越えられますように。

【さらに追記】

現地記者のツイートによれば、本人は「用心のためでぜんぜん深刻ではない。腕が疲れただけ。これまでにもコルチゾン注射はたびたび打っている。一週間ぐらいで復帰できる」と話しているらしい。まずはひと安心。しかしツイッターとまともにつきあったら寝るヒマないなあ(現在深夜3時)。