Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

連敗止まらず。でも記録は止まった(泣)

18日月曜日、朝起きたら負けていて、しかも上原の無四球記録が止まっていた。

はー、さすがにこたえますわ(苦笑)。

オリオールズ2-インディアンス4 ● 7連敗。

先発のバーゲセンは5回3失点。2,3,4回に続けて1点ずつとられている。とられかたがあまりよくない。でも88球中62球がストライク。ゴロが9でフライが2、三振が3。低めの変化球でゴロを打たせるのが持ち味だから、たぶんそんなに悪くなかったはず。(見ていないのでわからないけど。)もう何回か先発を重ねていけばいい状態になっていくと思う。(と期待したい。)

あとを受けたアッカードが2回1失点。バーゲセンとふたりでHR3本許している。

8回から上原が登板。どんな試合でも気持ちを切らさずに準備している上原なのだが、今日は不意打ちで心の準備ができていなかったらしい。「自分のミス」とコメントしている。しかも大変寒く、主審、エド・ヒコックスとの相性もよくなかった。(逆に言えば、それくらい条件が重ならないと、上原が1イニングに四球をふたつ出すという状況は生まれないということ。)

1人め、A・カブレラは2-2から投ゴロ。1アウト。

2人め、秋信守はスリーボールのあと、ストレートでストライク2つとって立てなおしたが、フルカウントからの6球めがボールになり四球。実に37試合ぶりの四球だった。

3人め、サンタナは2-2からの5球め、フォークで空振り三振。2アウト。

4人め、ハフナーもフルカウントから四球で2アウト一、二塁。

5人め、オーランド・カブレラはフルカウントからの7球め、フォークで空振り三振。しめて29球。3人に対してフルカウントまで行った。今季これまでの4試合(4回2/3)で33球しか投げていなかったので、上原としてはとても多い球数だ。

上原の四球は、去年の7月16日、トロント戦でフレッド・ルイスを歩かせたとき以来。この間、今日まで36試合無四球を続けていた。これはメジャーで3番めの記録。これより長いのは1989年8月17日から90年6月10日まで41試合無四球を続けたアスレチックスのクローザー、デニス・エカーズリー(Dennis Eckersley:2004年野球殿堂入り)と、2003年7月24日から2004年6月8日にかけて38試合無四球を続けたジョン・スモルツ(John Smoltz)のみ。

あと3試合でスモルツを抜いていたんだ。惜しかったなとも思うけれど、こういう記録はあくまでも結果としてできるもの。試合の流れのなかでは、ときとして四球覚悟でボール気味の球を投げなくてはいけないことだってある。ねらって作れる記録ではない。でも上原らしい投球を続けていけば、また自然と記録に挑むチャンスは出てくるだろう。

「記録はわかっていたけど、たいして騒がれてもいなかったし、べつに気にしていない」と本人はコメント。何より「明日も全然、大丈夫です」という連投志願がうれしい。この気持ちがチームメートにも伝わってほしい。

それにしても、オリオールズ、点が取れてない。MASNによると、クリーンアップの打点10は、現時点でメジャー最下位だとか。それを解消するためにリーやゲレロを補強したはずなんだけどな……。そして、ゲムデで追っているだけでも顕著な早打ち。監督、コーチがすっかり入れ替わり、内野の4分の3が替わってもチームカラーが変わらないってどういうこと?

明日(というか今日)からはホームでツインズと4連戦。そのあとヤンキースレッドソックスと続いていく。タフですなあ。でもまあ、それがこのディビジョンにいるということの意味だ。ショウォルター監督が毎日言うように、「自分をあわれんだりはしない。選手を信じて戦い続けるだけ」なのだ。がんばれ!