Koji's Classroom II

ボルチモア・オリオールズと上原浩治投手の応援ブログ。スポナビ+から引っ越してきました。

マニー・マチャド、手術を選択。チェンも右ひざ手術。

9月23日、トロピカーナフィールドのレイズ戦7回に一塁に駆けこんだ際、左膝を痛めて退場したマニー・マチャド。いっしゅん、ACL(前十字靭帯)ではとだれもが恐れましたが、その後の診断で、より小さな靭帯である「内側膝蓋大腿靱帯(Medial patellofemoral ligament; MPFL)」の断裂であることが判明しました(前のエントリ)。

当初はリハビリを選択して、4週間後にもう一度判断すると言われていましたが、いくつかの専門医にMRIの結果を送って意見を聞いた結果、4週間待たずして、靭帯再建術に踏み切ることにしたようです。全治は4~6か月。6か月だと開幕に食いこみますが、早い段階で帰ってこられることには違いありません。

正直いって、少しほっとしました。

じつはマチャドはマイナー時代の2011年にも同じ左膝のケガで戦列を離れています。そのときは走塁中に膝をひねってころんだとのこと。したがって、リハビリがうまくいってもまた同じような故障を繰り返したり、ほかのもっと大きな靭帯を痛めたりしかねません。

こちらのサイトによると、MPFLの再建術は、最初のケガから数年以内で、膝のお皿に変形がない場合は、予後もよくて治りも早いとのこと。14日月曜日にドジャースのチームドクターである整形外科医のドクター・ニール・エラトラックの執刀で手術を受けるそうです。マチャド本人はチームを通じて次のようなコメントを発表しています。

「何人かのドクターや膝の専門医にMRIを送って診てもらった結果、野球選手としての将来を考えると、手術を受けるのがいちばんいいという結論に達しました。手術後すぐにリハビリを始めて、スプリングトレーニングの開始に間に合わせたいと考えています」(ソース)

若いから治りも早いと思いますが、けっしてあせらずに。完全に治してから帰ってきてください!

マチャドのニュースと同時に、チェン・ウェインが右ひざの骨棘をとりのぞく手術を受けたことも発表されました。こちらは先週、コロラドのドクター・リチャード・ステッドマンによって行われ、ぶじ終了しています。全治3~4か月で、スプリングトレーニングには間に合う見こみ(ソース)。

チェンは今季23先発で7勝7敗、防御率4.07。5月中旬から7月半ばにかけて脇腹痛で2か月離脱しました。DLから復帰後は4勝4敗でしたが、9月に入ってからは6戦とも勝ち負けなし。この間、6回以上投げられたのが2登板だけ(最長のイニングが6回1/3)で、打順の2巡め以降、急に打ち込まれる場面が目立ちました。軸足である右ひざに不安をかかえていたせいだったんでしょうか(Baseball Reference)。【えーと、軸足じゃないですね。踏み込む脚です。すいません。】

来年が3年契約の最終年(15年オプションあり)。ぜひともケガの不安を払拭して、チームをプレーオフに導くような働きを見せてほしいです。

がんばれ、チェン。